小林道憲さん
のうた一覧
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胃袋のような枇杷が ひかひかと夕日に映えおり 秋のまなかに
令和五年十月十四日
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6月に、私の母が105歳で他界し...
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嵯峨野路に観光客の声しげく もみじ葉色づき 秋は深まる
令和五年十月十六日
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6月に、私の母が105歳で他界し...
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旧友の久しく訪う霜の朝 庭の山茶花 紅いに咲く
令和五年十一月十日
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6月に、私の母が105歳で他界し...
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老いの身の生き甲斐と愛でし幼な児の 逝きて哀しく時雨降る宵
令和五年十一月十三日
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6月に、私の母が105歳で他界し...
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賜りし阿多古の祀符に願い込め 明るき心 廚辺に佇つ
令和六年一月十七日
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昨年6月、私の母が105歳で他界...
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振袖の乙女の姿あでやかに 二十歳のよろこび総身にあふる
令和六年一月二十四日
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昨年6月、私の母が105歳で他界...
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冬越しの灰色のなかに芽吹きたる よもぎの青をいとおしつ見る
令和六年二月十六日
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昨年6月、私の母が105歳で他界...
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嵯峨野路に若人の姿多くなり 休暇に入りてか声のはなやぐ
令和六年三月二十四日
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昨年6月、私の母が105歳で他界...
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遠山の雪こそ松に残れども わが村里は春さなかなる
令和六年四月一日
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昨年6月、私の母が105歳で他界...
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ふるさとの小川のせせらぎ背に受けて 友と歩いた菜の花の道
令和六年四月十日
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昨年6月、私の母が105歳で他界...
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芽吹きたる命のままに萌えいだす若葉となりて今を生きたし
令和六年五月七日
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昨年6月、私の母が105歳で他界...
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星の瞳 透きとおる青 急ぐ小径 雪残る山 吹く南風
平成二十八年二月二十二日
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セピア色の写真ばかりのアルバムを日ごと見ている歳老いた母
平成三十一年二月二十日
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山茶花の蕾ふくらむそのころは 過ぎ去りし日を思い出すころ
令和元年十月十五日
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夕餉の膳 囲みて和むわが家に 大事故 村にありと告げ来る
令和五年六月二十五日
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この前、私の母が105歳で他界し...
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若き子の 都会に出て 帰らざり わが里寂し 道を踏みしむ
令和五年七月八日
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この前、私の母が105歳で他界し...
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人々の 厚き情けに支えられ 思いがけなき歳を重ねり
令和五年七月十日
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この前、私の母が105歳で他界し...
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日差し浴び 今一斉に稲穂出て 真昼の道に その香漂う
令和五年七月二十三日
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この前、私の母が105歳で他界し...
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緑葉の胡瓜の丈の伸びし間を 花から花へと 蝶の飛び立つ
令和五年七月十九日
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この前、私の母が105歳で他界し...
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幼日の呼び名で今も語り合う 互いに歳を確かめ合いて
令和五年七月三十一日
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この前、私の母が105歳で他界し...
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