潮月繁樹さん
のうた一覧
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捨て犬をリョウと名づけて半世紀 我が骨 拾ふは お前なり
平成二十五年四月二日
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我は犬 條件反射 パブロフの輝く歌の奴隸となりぬ
平成二十五年四月四日
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逃避行 時空を越えて手にいれし魔法のランプ君への扉
平成二十五年四月四日
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陽の暮れる水平線に漂ひし五度傾ゐた我が羅針盤
平成二十五年四月四日
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千早振る 神をも超えし 原子の子 操り餘し 邪惡權化と
平成二十五年五月二日
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無口です 海岸通り 走れども 髮なびけども 瀬戸の三日月
平成二十五年五月十八日
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七色の 移りて變はる 腦内に あがらぬ雨なく 初夏待つ蛙
平成二十五年五月十九日
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戲れの 我も彼方も非ある 夢の中 心觸れれば ほら!ねこぢやらし
平成二十五年五月十九日
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人智れず 川面に搖れし 華ありて 流れて清く 咲き誇らむと
平成二十五年五月十九日
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新たなる 蓋を開けては パンドラか 寶石箱か 占つてみる
平成二十五年五月十九日
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戀花に 月夜が照らす 白き絹 蜜にまじりて 紅く染めゆく
平成二十五年五月二十三日
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主なき 故郷の家は 原始林 花梨の咲きて 我 待ちわびる
平成二十五年五月二十四日
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魂を 殺してまでも 得たものは 閻魔烙印 人間失格
平成二十五年五月二十四日
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碧き龍 オゾン層にて 守られた 十五の春が 訣別記念
平成二十五年五月二十四日
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夢の濱 ざあざあざわと 波寄せば 汗ばむ程に 梅雨まぢかなり
平成二十五年五月二十五日
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崖際に梅雨の嵐に逆らひて今日も咲きたる花一輪よ
平成二十五年六月六日
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七色に とけて輝く かりそめに われ 夢追ひて 時と たわむる
平成二十五年五月二十九日
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夢錆びれ動き出すよねもう一度驅動裝置のボタンを押せば
平成二十五年五月三十日
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メモリーを初期化されても君が好きやり直さうよ!この2號線
平成二十五年五月三十日
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すれ違ひ 周り巡りて から騷ぎ オセロのやうに リバースさせて
平成二十五年五月三十一日
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