あめさん
のうた一覧
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五月雨がガラスに伝うバスの中車窓に映る滲んだ世界
平成二十五年六月二十六日
9
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暗き空止まない雨に濡れそぼち重たく墜ちる無惨な桜
平成二十五年四月二日
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寒空に桜も冷たく縮こまり疎らに散るはめでたくもなく
平成二十五年四月二日
2
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咲きて散る桜の舞を見上げるもふと地を見れば野に咲く桜
平成二十五年三月三十一日
1
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風に乗り淡き花びらはなやかに舞散り落ちて今は悲しき
平成二十五年三月三十日
2
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足下に白き花弁が落ちたるに顔を上げれば名も知らぬ花
平成二十五年三月二十八日
7
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酔い宵の立待月の昇る宙朧に霞む桜の花かな
平成二十五年三月二十八日
4
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みほとけの御手の上に建ち並ぶ荘厳なお堂ここが浄土か
平成二十五年三月二十八日
1
成田山にて
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厳かな黒き柱の御社殿に色を添えるは桜の花かな
平成二十五年三月二十八日
2
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ちはやぶる神の御稜威を枝に葉に杜の巨木はいと清清し
平成二十五年三月二十八日
2
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雨が止み静かなる空はまだ白く人々の吐く息もまた白
平成二十五年三月二十七日
1
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煙る空つめたき雨を耐え忍ぶ桜花もつよく咲き誇りけり
平成二十五年三月二十七日
1
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くるくると色とりどりな傘の花春雨に見ゆる花見の一つ
平成二十五年三月二十七日
2
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鳥居から青き世界を目にうつしきらきら光る水面は目映く
平成二十五年三月二十六日
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月浮かぶ桜の色に染まる空花弁に埋もれ息も忘るる
平成二十五年三月二十三日
5
午後5時半くらいの空気は桜に埋も...
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春の陽を浴びてはまぶた閉じる日々家に篭もりて損をする日々
平成二十五年三月二十二日
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外に出てたくさんの春を感じるほう...
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白い空に湧き立つ白き硫黄雲あつめのお湯に身を沈めたり
平成二十五年三月十八日
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だんだんと明けゆく空が眩しくて目を細めては夢の世界へ
平成二十五年三月十八日
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あざやかに咲きし季節の花たちも何時か色褪せ忘らるるかな
平成二十五年三月十四日
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あれ……えっと何か予定あったっけ...
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濃紺が黄金色に裂ける宵其処から覗く誰かの瞳
平成二十五年三月十四日
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