inosannさん
のうた一覧
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子を抱き風切り歩く若き人にかつての妻の面影を見し
平成二十五年六月五日
13
同じくらい私も老いを迎えているの...
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生計を仕事にたくし日々励む上がりはなくも己を磨かん
平成二十五年六月九日
13
地位も名誉も収入も営業実績も上が...
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台風の彼方にあって駿河の海 空との境が梅雨空に映える
平成二十五年六月十三日
13
駿河の海と空との境は今日はくっき...
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霞たち定かならざる水平にあるやもしれぬ何かを見つめん
平成二十五年六月二十五日
13
月末ともなれは営業の会社だけに数...
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駿河の海空との境に円を描き時空の視野に分け入るように
平成二十五年六月二十五日
13
随分昔に作ったものです・・時間に...
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へそ曲がり大事な事は歌にして己の心に閉じ込めておく
平成二十五年六月三十日
13
言葉にしたり人に話したらその思い...
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怠け者の己が己を叱咤するやる気が地を這う如き一日に
平成二十五年七月四日
13
「うつ」も日ごと快方に向かってお...
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草木も応えて揺れる海風に吾も心のタクトをゆらす
平成二十五年七月十一日
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実はタクトをさわったことも振った...
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遅起きの休みの朝に髭を剃る生きてる証を確かむごとく
平成二十五年七月十五日
13
仕事しかやることが無いようではい...
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客宅で訃報を聞くこと多くして任地の客も歳を取りたり
平成二十五年七月十七日
13
ご主人が「あんたの会社の健康の会...
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トサミズキの一葉にとどまる水玉の大小が同じ輝きを放つ
平成二十五年七月二十四日
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人間に大小があってもそれぞれ人と...
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各々のメロディー奏でる蝉時雨を小高い丘の木陰にて聴く
平成二十五年七月二十八日
13
いろんな蝉のいろんな鳴き声が途切...
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童顔の青年が肩に掛けし銃玩具にあらず仁川空港
平成二十五年八月一日
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平和に対する考え方が違うのを痛感...
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ちらちらと飼い主見ながら歩く犬 何やら話しかけてるように
平成二十五年八月六日
13
本当に何か言いたかったに違いない...
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客先でもらいし冷たき缶コーヒーあてる額に蝉時雨降る
平成二十五年八月九日
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缶コーヒーが冷たかったもので額に...
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毎朝の吾の早出を同僚が「一番槍」の如くと冷やかす
平成二十五年八月十九日
13
その日の事はその日の晩にやって朝...
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配置薬の先用後利の習わしが売り上げに歪みし心を正す
平成二十五年八月二十四日
13
人のために正しく良い事をしている...
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あの星に客との隔たり感じつつ届く光に望みを得たり
平成二十五年九月四日
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隔たりはあっても届くものがあるん...
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殻に入り光を拒む生き様の吾をあわれみ見守る者あり
平成二十五年九月十三日
13
年とともに消極的になる人生か?苦...
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面影が母そのままに二十四の娘の瞳は甘くせつない
平成二十五年九月二十日
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どうも娘は父親である私に似てるみ...
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