桜田 武さん
のうた一覧
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人間と距離近きカラスの生き様逞しく社会の隅に生きる
令和四年九月七日
5
道路でも間際まで車を避けません。
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夕餉より遠くなる庶民の秋刀魚コンロでの塩焼きは夢の中
令和四年七月二十日
6
採れたての秋刀魚は高いですね。
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半袖の腕ぬける初夏の爽快さ永遠に過ごしたしこの大気の中
令和四年六月二十二日
5
年取ると寒さ暑さに弱くて
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満開誇る躑躅の黄と橙居間に眺め浮世の悦に入る
令和四年六月一日
6
一応草取りは私。
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今この世で最も見たきもの二つ露トップの四、ウクライナ復興
令和四年五月四日
5
四角い棺桶に入っていただければ、...
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好天続く北里に冬の顔今は優しく我を見つめる
令和四年二月三日
7
どうも失礼いたしました。
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弱る足腰にずっしりと重き雪ようやく撥ねる師走の朝
令和三年十二月一日
4
何年続けられるかね。
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小春日思わす昼下がり公園の落ち葉踏めばカサコソと秋の音
令和三年十一月十七日
5
冬が怖いですね。
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ひらひらと舞う蝶の羽の軽いこと今年だけのその命は重い
令和三年十月六日
14
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敷居の上糸張る不埒な蜘蛛を仏心で潰さず外に
令和三年九月十五日
8
何処に潜んでいたのか。
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郭公の声響く夏空の下菜園の隅に列成す枝豆
令和三年七月一日
4
列といってもわずかですが。
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トイレの壁に名の知らぬ小さき虫自然の命そっと庭に出す
令和三年六月二日
6
なるべく殺生はしたくないです。
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庭花の隙間に茂る雑草に今年も勝たねば思う春
令和三年五月十九日
7
だんだんと草取りが大変になってき...
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餌を求め庭に降り立つキレンジャク居間より見るは元気のみなもと
令和三年五月五日
6
狭い庭ですので、今から見渡せます...
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石投げて無心に水切り幼き日今も鮮やか春の川辺に
令和三年五月五日
8
川を見れば思い出します。
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親戚よりもらいし野の福寿草庭を春一番黄に飾る
令和三年四月十五日
6
親戚からもらった花についていた福...
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雪解けて春の香漂う北の町遠山の白き峰だけは冬
令和三年四月十五日
10
北海道の中心にある大雪山です。
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「クオー」とう鳴き声に空見あぐればはぐれ白鳥北へ一人旅
令和三年三月三十一日
8
毎年今頃見ますが、一羽は初めてで...
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老いゆくも興味尽きぬ宇宙の不思議星空の永遠の瞬きにひたる
令和三年三月三十一日
6
宇宙には夢があります。
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洗濯の衣類家で干す北の春雪解けて陽に干すとき遠く
令和三年三月十七日
4
外で干すのは五月です。
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