千葉 甫さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
野を駆ける五月の風と指先に草の匂いを秘めたる少女
平成二十五年六月七日
2
もっと見る
縺れ合い上る二匹の白い蝶浮かんだ雲の色に紛れる
平成二十五年六月十二日
2
もっと見る
白百合の花の帯びたる朝露の光って見せている虹の色
平成二十五年六月二十七日
2
もっと見る
ベビーカーから乗り出して幼子は大人に見えないものを見つめる
平成二十五年六月三十日
2
もっと見る
新しく立ち上がってきたマンションも帰る鴉ら立ち寄る所
平成二十五年七月十四日
2
もっと見る
不眠症の主人と暮らして夜吠える隣の犬の昼間は眠る
平成二十五年七月二十一日
2
もっと見る
一枚の木の葉羽織った蓑虫の風に揺れたり回転したり
平成二十五年九月九日
2
もっと見る
カーテンの揺れたるときに床に差す月の光をよぎりたる蜘蛛
平成二十五年九月十二日
2
もっと見る
夜半の道来る声不意に高笑い 携帯電話の人過ぎて行く
平成二十五年十一月二十九日
2
もっと見る
早朝のわが窓近くに屯して傍若無人の鴉らの声
平成二十五年十二月九日
2
もっと見る
わが生れて育ちし故郷今はただ記憶の中にあるだけの町
平成二十六年一月二十二日
2
もっと見る
仄青く街灯点り人気無き通りのさらに寂しくなれり
平成二十六年二月五日
2
もっと見る
次々に抽斗開けてはその記憶入れたところを探し続ける
平成二十六年三月十四日
2
もっと見る
角さんの行商はほぼ半世紀今日は桜の木陰に停める
平成二十六年三月二十五日
2
もっと見る
このところ私の住んでいる星の周りの星の見えぬ夜続く
平成二十六年八月二十六日
2
もっと見る
真夜中に覚めて明るい窓を見た隣の人の死を昼に知る
平成二十七年七月九日
2
もっと見る
朝から空気を煮沸するような蝉の声来る既に疲れる
平成二十七年八月十七日
2
もっと見る
太陽は屋根から上りマンションの向こうに没ちるわが家の位置
平成三十年十二月十七日
2
もっと見る
突然に雨響き出す 待っている人が今にも見える時間に
令和元年九月九日
2
電話がきた直後に振り出す。
もっと見る
マスクして出てきた私と擦違う人もマスクで一瞥交す
令和二年三月十九日
2
眼を見なければ、知人か否か判らな...
もっと見る
[1]
<<
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
>>
[27]