千葉 甫さん
のうた一覧
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陽の光り揺らめく梅の繁葉に色づき始めた実の二つほど
平成二十九年六月十三日
8
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ストロベリー・ムーンの上っている頃の空を転がる雷の音
平成二十九年六月十二日
8
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一羽行く鴉のビルのてっぺんで一休みしてまた先へ行く
平成二十九年六月十日
9
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切断で残る幹から小さい枝突き出して葉の緑耀く
平成二十九年六月九日
6
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人かげを見ることのない二階家の窓の一つに夜は灯点る
平成二十九年六月八日
9
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点滅の信号の下真夜中の猫のあるいて行く悠然と
平成二十九年六月七日
8
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信号に塞き止められて次々と点るブレーキ・ライト見下ろす
平成二十九年六月六日
4
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子燕の顔いっぱいに口を開ける親の頭を呑みこみそうに
平成二十九年六月五日
7
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張り紙のある閉店の店のドア開店中より人の眼を呼ぶ
平成二十九年六月三日
4
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窓の外横切らないで折り返し去った燕を眼の隅に見る
平成二十九年六月二日
5
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梟の声の移って行く先を耳で追いつつ夜は更けてくる
平成二十九年六月一日
6
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五年目が間近な空家の表札に並ぶ二人の故人の氏名
平成二十九年五月三十一日
8
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更けてゆく夜の路傍にある影の一つ動いて黒猫となる
平成二十九年五月三十日
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ばっさりと斬首のようにチューリップの花落ちて茎の先端光る
平成二十九年五月二十九日
8
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決断が来たのは一足遅かった機会は既に背を見せている
平成二十九年五月二十七日
5
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持っていた時間あっさり失って思案半ばの私の残る
平成二十九年五月二十六日
4
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出て行ったから窓閉じた筈なのに蜂の羽音のまだ部屋にある
平成二十九年五月二十五日
5
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塀の上に大きな猫の腹這ってときどき窓の内に眼をやる
平成二十九年五月二十四日
5
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折々の花を咲かせた人逝って荒れたる庭に草の花咲く
平成二十九年五月二十三日
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恐竜が首を伸ばしているようなクレーンの見える屋根の間に
平成二十九年五月二十二日
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