りゅう たいせいさん
のうた一覧
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幾年も城に迫りし秋の風紅葉が揺れる慰霊碑の上
平成二十九年十一月四日
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嫌な程にブルー色した空見上げ笑い飛ばしてペダルこぐ朝
平成二十四年十二月十二日
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とりあえず型にはまらぬ若者に「ニート」という名のレッテルを貼り
平成二十四年十二月十三日
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スーパーでクリスマスソング聴きながら鍋囲む夜を夢見て独り
平成二十四年十二月十四日
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独り身にとって、スーパーのクリス...
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荒れている心をペダルに込めたなら冷たい風がビューンと顔なで
平成二十四年十二月二十日
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誰しもが腹の中身を見せぬならこの世はきっと平和だろうに
平成二十四年十二月二十日
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スーパーで父に抱かれて泣く稚児の飴を持つ手の力は強い
平成二十五年二月十一日
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スーパーでのとある光景。どんなに...
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ウケ狙いコンプレックスさらけ出す「いいこと」といふ友がうれしい
平成二十五年二月十五日
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冷たくて吸えば体を清めるような朝の空気を吸いたくて起きる
平成二十五年二月十六日
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冷凍庫甘い誘惑気になりて眠りにつけぬこの浅ましさ
平成二十五年二月十七日
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怒らぬは面倒臭いだけなのに優しい人だと思われ複雑
平成二十五年二月二十日
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誕生日おめでとうというメール孤独じゃないと思う一日
平成二十五年三月四日
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打たれたらまた振り出しのこの場面怖くて時々チャンネル変える
平成二十五年三月八日
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春うらら桜咲く日も待たずして散りゆく梅の気持ちはいかに
平成二十五年三月十四日
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風流れ葉と葉触れ合う音がしてただひとたびの深呼吸をする
平成二十五年三月十六日
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耳元でホラーは無理ねと囁いたF列五番の君が愛しい
平成二十五年四月十七日
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しとしとと降りゆく雨の音がして目覚めし時の風のすがしさ
平成二十五年六月十九日
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猛暑日にもやもや揺れる陽炎の向こうで木々らは涼しげに揺れ
平成二十五年七月十三日
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秋深き風に乗れない揚羽蝶花にとまりて羽を休めん
平成二十五年九月十一日
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焦る時もありますが、そういう時こ...
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発つ鳥は恐ろしかろうこの世には雨もありしを知っているから
平成二十七年二月十三日
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