鍬乃呑さん
のうた一覧
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二時間で解決をする惨劇を眺めながらに酒を飲んでる
平成二十八年四月二十一日
2
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父親と神から少し掠め取る酒は添加もしない純米
平成二十八年四月二十一日
3
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六年に一度だけ見る神様に捧げる酒を呷る晩酌
平成二十八年四月二十一日
4
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背にこもる汗の匂いを感じては払うごとくに呷る麦酒
平成二十八年四月十九日
2
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物語を作る賢者に生きる愚者いずれかになる夢を見ていた
平成二十八年四月十九日
4
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いつからか飲酒に至る交遊を幾度経たろう経られるだろう
平成二十八年四月十六日
1
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遠方の友に会えれば芳しくない暮らしにも少し日が差す
平成二十八年四月十六日
6
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本当は善意ばかりに微笑んで阿呆のように暮らしたいのに
平成二十八年四月十六日
6
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自分には何かがあると思いなすいつかの顔を思い出してる
平成二十八年四月十五日
2
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必要とされないことと自由とはどうやら別で窓を見ている
平成二十八年四月十五日
4
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川原まで行って無能の人はただ金目の石を拾い集める
平成二十八年四月十五日
3
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桜には神社の朱より城跡の乏しい色がちょうどよろしい
平成二十八年四月十二日
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花も咲き青く開けた空に響く猿を操る小太鼓の音
平成二十八年四月十二日
2
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主なき城に集まる群衆に紛れて花と酒盛りをする
平成二十八年四月十二日
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地元上田市では千本桜祭りが開催中...
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麻痺剤に痺れながらに現実を戯画に見做して夜を乗り切る
平成二十八年四月十一日
2
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毒と知る水を飲まずに生きられる心にそりゃあ育ちたかった
平成二十八年四月十一日
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働かないキリギリスでも夏の日に聴くバイオリンの音を愛した
平成二十八年四月十一日
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暖かく花も綻びそういえば家でおでんをしていなかった
平成二十八年四月十一日
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頼もしい大きな山に囲まれてここからはもう逃れられない
平成二十八年四月十一日
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正しさはなんて冷たく暴力の痛む熱さを感じないのか
平成二十八年四月十日
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