鍬乃呑さん
のうた一覧
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ただ君を喜ばすだけの一日を考えてまた週末が来る
平成二十七年一月七日
8
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俺はもや実も成らぬ木を愛でながら水をたんまりやるだけの日々
平成二十七年一月七日
4
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労働と飲酒を正に繰り返しその明滅に日が過ぎていく
平成二十七年一月七日
2
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雑踏に紛れて人を待つ間静かに動く胃を宥めてる
平成二十六年十二月二十九日
2
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時も土地も離れて今も夏と冬毎に師弟に戻る宴席
平成二十六年十二月二十九日
1
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なめたけとほぐした鮭を炊き込んだ米を肴に焼酎を飲む
平成二十六年十二月二十七日
2
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歳末の仕事の目処もついてもう胡座をかいて酒を飲んでる
平成二十六年十二月二十六日
4
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鶏肉を噛みながら葱を噛んでみる焼酎が身を温めている
平成二十六年十二月二十三日
4
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暖房の明かりばかりの部屋に居て疎らな鳥の鳴き声を聞く
平成二十六年十二月二十三日
3
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罰なのか夜も深くに飲み過ごし翌る日をただ見送っている
平成二十六年十二月二十三日
2
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酔うて目は擦り傷だらけのガラス窓みたいに見えて輝いている
平成二十六年十二月二十一日
3
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もう年が終わる際なら何もかも過ぎるのならばそれでいいのに
平成二十六年十二月十九日
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息の根の止まる位に本当は飲みたいけれどもう酒が無い
平成二十六年十二月十九日
6
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大抵の感情ならばお湯で割る焼酎で洗い流れゆくのに
平成二十六年十二月十八日
5
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勤労の余得というか私服着て君とグラスを傾けている
平成二十六年十二月十七日
6
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向けられた好意が如き幻を思わぬ様に酒を飲み込む
平成二十六年十二月十四日
3
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大掃除すればいつかの文章や写真を眺めるばかりに過ぎる
平成二十六年十二月十三日
8
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年末に大掃除した部屋に居て壁の白さを眺めつつ酔う
平成二十六年十二月十二日
3
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頂いた大根の葉をオリーブの油で炒め焼酎を飲む
平成二十六年十二月十二日
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本当は夜ごとに何か新しい料理をしては酒を飲みたい
平成二十六年十二月十一日
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