おちふうさん
のうた一覧
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吐ぎざまにほうと消えゆく白息はさながら人の一期のごとし
平成二十四年十二月四日
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嗚呼そうか、こんな気持ちになるんだね君が好きだと自覚した秋
平成二十六年十月十七日
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山々の芽吹きを知らせる緑色赤く火照ったふたりの五月
平成二十七年六月五日
5
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散り積もる紅葉の成し端清らかに流る雨水攫ふ一葉
平成二十八年十二月十四日
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地獄から翠の炎握りしめ這い上がったら鬼に敵なし
平成二十九年七月一日
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その日を必ず迎えてみせる、という...
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何か色の糸のほつれほつれにひとつずつ傷ついていく夜よ
平成二十九年十二月五日
5
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散り透いたもみぢの枝に留まりていとらうたげに雀さへずる
平成二十四年十一月二十九日
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深々と染まりし木の葉の寒き風に散るに師走の訪れを知る
平成二十四年十二月一日
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絵画とは見方で変わる それならば 私は今を浮くか憂うか
平成二十六年十月二十六日
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頷けど返事をすれど声止まず打ちつけられる私は壁か
平成二十六年十二月十六日
4
たまには疲れる時もある。
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朝のバス君はうとうと船を漕ぐああ船着き場に僕はなりたい
平成二十七年四月二十七日
4
4/27 修正してあげなおしまし...
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いらないのそんな言葉は欲しくない愛してるだけ私に頂戴
平成二十七年六月十三日
4
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「愛してる」以外の術で愛しあう僕等がそっと手を結ぶ夜
平成二十八年一月十一日
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ぼんやりとテレビの燈を浴びながら わたし、これから考へてみる
平成二十八年五月二十六日
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やはり私は最後に貴方のこと考えたからこれは恋です
平成二十八年六月十六日
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死んでいくわたしの心の指先を柔く包んで離さず生きる
平成二十九年六月五日
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新生活。
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傷つきたくない、寂しい、泣きたい。全て貴方に託してしまう
令和四年二月二十一日
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「誰にでも優しくしてるんでしょう」って君は本当にそう思ってるの?
平成二十七年四月二十七日
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その人は耐熱ガラスの恋をして求めた熱を注がれ割れた
平成二十八年八月二十四日
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これが普通、普通こうする、それが常。「異常」と言わないサブマシンガン
平成二十八年十月二十四日
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