文麿さん
のうた一覧
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空ながめ富士へ行きたしロマンスカー目がしら熱く繰り返し聽く
平成二十五年七月四日
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村下孝蔵「ロマンスカー」:htt...
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言葉しか屆かぬ國で何想ふ暫し默して耳を澄まさむ
平成二十五年七月四日
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もしかして本気でブレーキ掛けてるの焦げる臭いの不穏な空気
平成二十五年七月三日
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アベリアを植ゑてまもなく土砂降りや育つを待たむ君の背丈に
平成二十五年七月三日
3
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訪れしスカボローフェアの寒い海波のまにまに見失ふ君
平成二十五年七月三日
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スカートに擴がる染みをそのままに出口無いままこぼれる泪
平成二十五年七月三日
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撒水の先を避け飛ぶヒラヒラともんしろてふの軌跡涼しき
平成二十五年七月二日
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水無月の空から降りしからころも戀の缺けらをたよりに想ひ
平成二十五年六月三十日
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いくとせもあくがれみつる花の名を教へし君は水無月の精
平成二十五年六月三十日
8
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土手を刈る草いきれ立ちつつまるる汗ばむ肌の記憶の中の
平成二十五年六月三十日
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水無月の去りゆく野にはバラ過ぎて新しき戀人肩寄する頃
平成二十五年六月三十日
7
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夜を越えて寄せ來る波に潮船の沖に流さる手と手結びて
平成二十五年六月三十日
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夏の野に出でし乙女のサンダルの涼しき足の驅けてゆく先
平成二十五年六月二十九日
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慈しみ溢るる乙女憧るるその手をとりて歩きもがもな
平成二十五年六月二十九日
2
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犬を連れ野をゆく君の眼に映るやはらかき色やさしき光
平成二十五年六月二十九日
3
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寂しさを覺えずといふ早乙女のましてやさびしつれなき言葉
平成二十五年六月二十九日
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夢に見し君の腋窩の鰓の位置確かめてみむこの次のとき
平成二十五年六月二十九日
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瞬きて交はす囁きうたかたの夜のあはいに屆くものかは
平成二十五年六月二十八日
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ねむの木の咲く夏來たり何處にか番ひ無垢なる歡びのある
平成二十五年六月二十七日
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おすましの猫が尾を立て通りすぐ破壞力なら君のつんでれ
平成二十五年六月二十七日
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