鳰さん
のうた一覧
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判然としない未来を憂いては散る花褪せて夢も見えない
令和三年四月三日
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ああ朋よなぜそこまでに生き急ぐ愚図な私と歩いてくれよ
令和三年四月三日
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うつしよもこの肉体すら投げうちて愛したい人いたらラッキー
令和三年四月三日
2
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やさしさの塊のような君だから代わりにやるわ真剣勝負
令和三年四月三日
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切れ味のよい言葉だけ飾りたいこの世を渡るわたしのために
令和三年四月二日
4
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浮き草の生き様嘆いてみたとこで隣の芝生も黒く枯れてる
令和三年四月二日
1
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確かにね気になる人はいるけれど私に気がないあなたが好きよ
令和三年四月二日
3
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結婚も彼氏も同期もわずらわしこのまま生きてゆくキリギリス
令和三年四月二日
1
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中年と呼ばれる歳に差し掛かり新たな装備はふてぶてしい様
令和三年四月二日
3
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幾筋の頬涙あと残したら無声音でも報われるだろう
令和二年十月三日
2
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ただひたと思い静かに埋め火をながめてなだめて 無かったことに
令和二年十月三日
3
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もうすでに伸ばした手など引っ込めてただ幸福な記憶と眠る
令和二年十月二日
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若人の弱さ故にかすれ違い十年越しの恋が眩しい
令和二年十月二日
3
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ご無沙汰と頭の文章書き出して消してため息幾百回め
令和二年二月十九日
6
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流行り病怯えて暮らす人々の救いはあらぬ今朝も出勤
令和二年二月十九日
3
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腹の底喉笛の奥声の果ていつもあなたに叫びたかった
令和二年二月十八日
4
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恥ずかしさ切なさ悲しさいっしょくた嬉しさ楽しさ恋をしたけど
令和二年二月十八日
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ちょっと前確かに恋をしたけれど閉じ込めたまま今は知らない
令和二年二月十八日
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人も世も様変わりして夏が明け茄子買い時とメモの書き付け
平成三十年九月一日
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とくいわざ 屆かぬ人に恋をする セットでお得な「はやいあきらめ」
平成二十九年八月二十九日
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