漫ろ野さん
のうた一覧
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すり減らす靴の踵は残らない 道は己の内に渦巻く
平成二十五年四月二十五日
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孤立した肌が震えを訴える 「皆」は自分を含まぬ指示語
平成二十四年十一月二十一日
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糊付けて遺書を封する十二歳 まだ思い出す縦書きの冷たさ
平成二十四年十一月十九日
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ぷうかり、と中途に浮かぶ風船に手を差し伸べればだらりと落ちた
平成二十四年十一月十九日
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眼を覆う あたたかな手も一瞬の残像なのだと怖く思えば
平成二十四年十一月十九日
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なんにもを望まないのは滑稽だ 欲で眠り欲が起きる
平成二十四年十一月十九日
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手を伸ばすそう手を伸ばす 誰だってそう そう誰だって
平成二十四年十一月十三日
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コンクリートの冷たさはきっと石の頃から染みいった冬の木枯らし
平成二十四年十一月十三日
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朝露に濡れて背のばす青蕾 ほころぶ色彩ただ熱を帯び
平成二十四年十一月十三日
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夕暮れに携帯掲げる黒髪の少女は誰と満月を見る
平成二十四年十月三十日
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癇癪を起こしてにじむ室内で惨めさばかりが重くて俯く
平成二十四年六月二十七日
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爪先を揃えて突っ立つ詰まらなさ そっぽを向いて半歩はぐらかす
平成二十四年六月十二日
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宙ぶらり ゆらゆら首の紐締まる わずかな隙間がなんになるのか
平成二十四年六月十日
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諦めて俯いた途端 足元に有限の線が引かれるのを見
平成二十四年六月十日
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腰を曲げ視界を制限するほどに 悲しみばかりが背中につもる
平成二十四年六月十日
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傘をさし避けているのは人の顔ばかり 焼ける足首の骨
平成二十四年六月八日
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いつまでも真昼の夢を見ていたい 蝶の籠 素足 少女の顔で
平成二十四年六月八日
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風が吹く 目尻が冷える 袖で拭う 夕暮れ走る 靴底で泣く
平成二十四年六月七日
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