りもさん
のうた一覧
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偽りのスケジュール書いた手帳でも自分にとっては未来の日記
平成二十四年六月十五日
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軽口をただ交わすだけそれなのにどうしてそれが難しいのか
平成二十四年六月十七日
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あと少しあともう少しこの僕に一席分の勇気をおくれ
平成二十四年六月十七日
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終電で舟を漕いで気が付けば最寄りの駅を過ぎてしまった
平成二十四年六月十七日
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何気なくふと立ち寄ったコンビニで知り合いと遭うことの気まずさ
平成二十四年六月十九日
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人々がエスカレーター駆け登るそんなに急ぐこともないのに
平成二十四年六月二十日
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土曜日におしゃべりばかりですむならば一週間はどれだけ楽か
平成二十四年六月二十五日
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君のいる時間と空間そのものをガラスケースに飾っておきたい
平成二十四年六月二十一日
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その昔君に尋ねたグラッセを今は教える違う誰かに
平成二十四年六月二十一日
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失恋を癒す効果のハーブティーあればいくらで売っていますか
平成二十四年六月二十一日
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こんなこと何の役に立つのかと思ってるうちは役に立たない
平成二十四年六月二十七日
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君を抱く度に伝わる体温に我は溶けゆく飴玉みたいに
平成二十四年六月二十二日
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夕暮れの映えるオレンジ窓越しに茜さしゆく君の横顔
平成二十四年六月二十六日
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鏡見て服整えて髪まとめ想い浮かべる未来予想図
平成二十四年六月二十六日
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青空が雲の白さで汚れゆく陽の光すら掻き消されてゆき
平成二十四年六月二十七日
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吊り革を掴むつもりの手空振る隣の奴が二つ持ってた
平成二十四年六月二十七日
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魂がじわりじわりと抜けてゆく君の笑顔を見つめるたびに
平成二十四年六月二十八日
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そんなこと言われなくても分かってる分かってないから言われてるけど
平成二十四年六月三十日
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Eメール受信合図で喜んで中身開いて喜び二乗
平成二十四年六月三十日
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くたびれたネオンライトに映し見る街の悲鳴と微かな狂気
平成二十四年七月一日
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