七霞さん
のうた一覧
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大雨よ疾くと過ぎ行け君の靴も鞄の中の本も濡らさで
平成二十四年六月十九日
4
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日の永き季節の夕べ熱き手の君の隣で蒼ざめる海
平成二十四年六月十五日
5
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返り来ぬメール送りて悔ひてゐる夢と気づきて寂しく安堵
平成二十四年六月十三日
3
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届かない言葉もあるよと月灯り涙が描く流星軌道
平成二十四年六月六日
5
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浮き沈み眠りの際で無意識に君の名を呼びひとり目覚める
平成二十四年五月二十八日
2
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芋焼酎あけてコロコロ笑ってる君につられて世界が紅らむ
平成二十四年五月二十五日
5
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夏の陽にぽつんと落ちた影二つ海風を受けどこまでも行く
平成二十四年五月二十一日
4
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あの時計今はいずこか彼の腕でやさしく時を刻みたりけり
平成二十四年五月十九日
1
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胸の奥がしんと傷む日は空見上げ君の名を呼ぶ御守のように
平成二十四年五月十九日
3
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気の早い夏服買って君を待つ雲間の青に背中押されて
平成二十四年五月十六日
9
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遠き国でひとり眠れる君の背にふわり毛布をかけし夢見る
平成二十四年五月十五日
14
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長藤をともに眺めしもの言わずしゃらんしゃらんと光こぼれて
平成二十四年五月十四日
2
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打ちつける雨の中から延べられた腕をつかんで駆けてゆく夢
平成二十四年五月十四日
6
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切手貼り吾も行きたし旅の果て街灯り降るあなたの部屋へ
平成二十四年五月十三日
3
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夏の午後借りたる本を枕にし君の匂いに包まれ眠る
平成二十四年五月十三日
6
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世の中が狂い始めてわかる事 私が本当に聞きたい声は
平成二十四年五月十三日
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七月の海の青さを切り取りて街で働く君に送りし
平成二十四年五月十三日
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