車男さん
のうた一覧
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買い物もネットで済ますこの頃は ますます言葉が通じなくなる
平成二十年十二月十三日
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おまけに歯が抜けて…
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冬枯れの枝を幾度もはじきつつ タンクローリー バックしてゆく
平成二十年十二月十三日
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紅色の三角スカーフ背に付けし如き小鳥が木の洞のぞく
平成二十年十二月十七日
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名前は知りません。
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事務室に人少なくてようやくに祝日と知る施設の昼餉
平成二十年十二月二十三日
6
事務室は別格みたい。
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顔火照りストレッチャーに臥す我に自動ドアより心地よき風
平成二十一年一月二十三日
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風邪の診察です。インフルエンザで...
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彼の世にも身を置く場所はなからんか 枷つけしまま五十路を辿る
平成二十一年十二月十七日
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幾人もひと死なしめて滅ばざる 身内に甘き日本の組織
平成二十一年十二月二十二日
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旧海軍の軍令部も、今の福祉施設も...
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おざなりな自立支援の話し合い 食事介助をまず改めよ
平成二十四年一月六日
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やる気をなくします。
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間延びせし間欠泉に水汲みて旬のもの入れ歌に仕上げん
平成二十六年九月五日
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朝早く起こしてもらい 歌二首を忘れぬうちに投稿すべし
平成二十六年九月五日
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歌二首が限界ですね。
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介助者の用意してくれいしちゃんちゃんこクルーズ船に拍手沸き上ぐ
平成二十八年十月二十五日
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怒鳴られて畳を転げ逃げ回る夢から覚めてまだ夜は明けず
令和元年十月五日
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60歳を過ぎても、まだこんな夢を...
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ひと噴きの太陽風に崩れ去る電子技術に頼り切る吾
令和二年九月十四日
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意思の疎通まで出来なくなります。
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おぞましき「ヒト」という種に生まれ出で尽きぬ悩みを歌に読みゆく
令和三年六月十日
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脳味噌の向きで想いは変わるのか 起きれば昨夜の妙案褪せる
平成二十年十一月十六日
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てきぱきと世話してくれる介護士に何よりやる気を吾はもらいぬ
平成二十年十一月十七日
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若き日に町のカルチャー教室に短歌学びぬ車椅子にて
平成二十年十一月十七日
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アララギ派の先生でした。
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叶うならうまく話せる口がほし この障害を説いて聞かさん
平成二十年十一月十九日
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脳性マヒの介助は難しいのです。
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蓮の葉の浮かぶ水面に 彫像の如く小鷺が首のばし立つ
平成二十年十一月二十六日
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介護士に 徘徊すると告げし後 回遊式の廊下を巡る
平成二十年十一月二十四日
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外に出られないときは、車椅子でよ...
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