五穀米さん
のうた一覧
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CMの売り物にして芸術で作りしひと等の名は伏せられて
平成二十六年一月二十五日
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夕べには許ししひとも日が明けて太陽昇れば干からびし夢魔
平成二十六年一月二十三日
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日が代わり昨夜の会話の思い出は自分の誠意と相手の不実
平成二十六年一月二十三日
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女性なら調理の愉しみなきものかいつも外食しているブログ
平成二十六年一月二十二日
4
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同窓会マニアの誘いを断りて手紙に記す我が人脈を
平成二十六年一月二十一日
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目的はそこかと手を打つライバルの不審の数々辿りゆくとき
平成二十六年一月二十一日
2
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ふと爪が割れていたるはこの頃の雁字搦めの作業尽くめか
平成二十六年一月二十一日
5
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光沢のスーツを着ればその内は己れ示威する一灯の火か
平成二十六年一月二十一日
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夜明かしの読書の熱は四千円友に贈りて惜しまぬ対価
平成二十六年一月二十一日
4
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売れ筋を狙った八十年代の歌集を買ってみたがそれだけ
平成二十六年一月二十日
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掌の中の夢温めてこの町で咲かすのみなり友だけが欲し
平成二十六年一月十九日
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文字盤の黒き時計をはめる時日影に生きる者の優越
平成二十六年一月十九日
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人形が日に日に増える部屋に居て仕事と息抜きの落差知り得る
平成二十六年一月十九日
5
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日曜日小さきお札の六枚を数えて参加せねば教会
平成二十六年一月十九日
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会いたしと思えどただの感傷にしてはならねばビジネス親書
平成二十六年一月十八日
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冬の夜眠れぬままに任せては過去に捨て来し者を数えて
平成二十六年一月十八日
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腹立ちてその後優しき気持ち来る浮世に生きる者等ならでは
平成二十六年一月十八日
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美しくあれと囁くひとありし男はいつも計数稼業
平成二十六年一月十六日
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マゼンダの赤を愛していつの間にキャンバスに乗せる小さき灯
平成二十六年一月十六日
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後々に売れる本のみ購えと教えしひとの名を未だ覚ゆ
平成二十六年一月十六日
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