五穀米さん
のうた一覧
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メールして即行電話の来るひとの朝の八時はもう日の闌けて
平成二十六年一月八日
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アイポッド日誌のページ開きつつ正月というわけではなくて
平成二十六年一月二日
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表現はすれどもあえて訴えず女人に首輪を付加する絵描き
平成二十六年一月二日
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繋がれて何を誇るやおみな等の利用価値ある長き髪の毛
平成二十六年一月二日
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空間のあちこちにある我が部屋に入れ子に箱や袋を仕舞う
平成二十五年十二月三十日
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我が部屋の守護神弁財天様に感謝のお絵描く年の最後に
平成二十五年十二月三十日
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大晦日昆布も豆も煮ざれどもシーツと寝間着の替えを用意す
平成二十五年十二月三十日
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旗ひとつ此処に立てたる我が神田東西線に乗りてゆくべし
平成二十五年十二月二十四日
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仕事場を棲家とするをよしとせぬ私をいざなう我が町神田
平成二十五年十二月二十四日
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この土地で死ねと言う声聞こえたるそう種を蒔き刈り取るこの地
平成二十五年十二月二十四日
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室内をカラークリップで飾りしは心の中の少しの余裕
平成二十五年十二月二十一日
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四千円出して電動ドライバー俄か職人腕まくりして
平成二十五年十二月十六日
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三十分遅刻を許せクリスマスイブの仕事はミサの後から
平成二十五年十二月十六日
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外回り差し詰め深夜の珈琲は瓶からさらさらお湯に溶かして
平成二十五年十二月十五日
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クリスマスミサに行きたしこの冬のなりわい厳し昼も夜もなし
平成二十五年十二月九日
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常ならばここで斬らるるはずなれど仕事は続く我が人脈よ
平成二十五年十二月九日
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売り物を嫌悪した日よ十九の書店勤めの反面教師
平成二十五年十二月九日
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エアコンをフル回転する夜明かしの事務所でカップラーメン啜る
平成二十五年十二月四日
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色付きしエスキース五枚貼り付けて部屋は仕上がり待つ油絵の
平成二十五年十二月四日
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明日からの夜勤のペース掴むため今朝の就寝九時まで待とう
平成二十五年十二月二日
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