糸さん
のうた一覧
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騷がしい時計を止めて愛しさを 閉じ込めたのは午前二時過ぎ
平成二十四年四月十四日
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変顔のシールを日付に貼っていく 君とのデートは嬉し恥ずかし
平成二十四年四月二十一日
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窓開けて甘い苦さを流し込む 夜の明くる間の長々しきや
平成二十四年四月二十九日
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今はただアイしたいの花占いスキかキライの二択じゃなくて
平成二十四年五月二十五日
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真新しい制服姿駈けていく あっちはどっちこっちはあっち
平成二十四年四月十六日
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新入生がやってきました
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青空にもう見えないと嘆くなら きっとあなたは桜の地にいぬ
平成二十四年四月十五日
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「どおしたの」僕と君との境界に かける一声落ちる一筋
平成二十四年四月二十七日
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子のためと語る親の視界には 嫌に大人し人形のみあり
平成二十四年四月三十日
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美シキ蝶ノ並ブ標本ノ若キニサレタ我ノ言ノ葉
平成二十四年五月二十四日
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なみだはさ気持ちを鎮めてくれるけど決して前には進めてくれない
平成二十四年五月三十一日
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飲めやしないインスタントコーヒーあってもさ苦いばかりでいいことはない
平成二十四年五月二十八日
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一輪のドライフラワー首を下げ春は昔の想いは褪せず
平成二十四年六月三日
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神経を張りつめた先爪の先 たとえ取れずも俯くなかれ
平成二十四年六月十日
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バレーボール残念ですが有終の美を...
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傷口を痛いと思う状況をイタイと思う居たいからこそ
平成二十四年七月二十九日
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徒に たなびく東雲 や宵越し 明けない君への 追う月籠り
平成二十四年四月十九日
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掛詞縁語序詞出来るだけ詰め込んで...
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思へらく見切り發車の道中で 朝に聞かば夕べに死せん
平成二十四年五月七日
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あかねさす君の頬を焼き付けてむらさきだちたる春の曙
平成二十四年五月二十四日
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青天の下でも私は分からない故に霹靂暗澹を裂け
平成二十四年六月一日
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今日の雷雨でびしょ濡れです
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匂い立つ後ろ姿を夢に見ん枕の下の葉書き一枚
平成二十四年六月一日
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母の手と遠ざかってく栗ごはんいただきますとサトウノゴハン
平成二十四年十月八日
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