もぢずりさん
のうた一覧
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ひたむきなる若き横顔報はれよ足止め祈る痛ましき繊細
平成二十四年八月十五日
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振り返り、振り返り、この若者の幸...
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鋭さにうなだれ歩くつま先の外の世界はおぼろなる闇
平成二十四年八月十五日
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つま先しか見ない、ただ痛ましく哀...
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霜ザクリ春や立つとふこの日より此岸の暮らし潔く供えむ
平成二十四年九月九日
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この世の暮らしを供えられるものに...
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羽ばたいたあの金曜日のその時をシグナルくれた涙送れた
平成二十四年九月九日
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4回目の祥月命日、なんらかのコン...
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最高だった一九九六年は嬉しかったガラクタ道でビー玉転がし
平成二十四年九月十七日
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美しいビー玉を、大切な3つのビー...
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藤いづこ菖蒲はいかに必ずや時得て咲ける花を追ひ泣く
平成二十四年十月九日
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花は時を違わず巡り来る
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北に往く金木犀のかほるころ彼岸ひたすら赤き花道
平成二十四年十一月二十二日
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余りに典型的な初秋の景色 同じ...
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ひたすらに罪の分析重なれるあばら骨めく過去また過去は
平成二十四年十一月二十二日
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幾重にも幾重にも重ねてきた愚かさ...
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寡黙なるわが指先に徒らに集まり沈む想ひうたあまた
平成二十四年十一月二十二日
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泣けない叫べない 孤独の作業
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助けてと溢るる声よこの青き生命の星はただに不条理
平成二十四年十二月二日
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無数の声を如実に聞く 何ならむ...
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濁世より思はず助け求むる日助けられずに死なせし魂へ
平成二十四年十二月二日
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思いがメチャクチャになる日 ま...
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疾く逝きて宙舞ふ自由ことほがむ雫も青し露草らの眸
平成二十四年十二月二日
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地上からできる唯一の応援 君が...
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なんの意味もあるはずは無し生命の環のひとつとしシステムを唾棄す
平成二十四年十二月五日
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この生命の説明がつかない、ときに...
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冬の夕金星低く月細く唱えつ歩く日月の数
平成二十四年十二月八日
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坂道を登る苦しさに、数字を唱えて...
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繋がれてありし公衆電話一本足寒風野晒しさみどりなりしが
平成二十四年十二月九日
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偶然と決意と捜索、功を奏してみつ...
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たくぼくの懐かしき街函館に夢を埋づめし矢ぐるまの花
平成二十四年十二月十九日
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何故に函館? 1未来大学がある ...
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風清きさみどり頃の闇の夜をいくつ経つらむ母無き子らは
平成二十四年十二月十九日
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それにつけても どの子にたいし...
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カプセルの中今も行くこの道を吾子よ「暑いね一緒に行こうね」
平成二十五年一月六日
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共に並んで歩いて行く 微かな笑...
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若くして去にたる人ははらからを守りくるると多々うなづかさるる
平成二十五年一月十三日
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故人を思う心が、物事の因果と縁因...
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戻りこよ惜しさ余りて惑乱す生き返ること確信しえたる
平成二十五年一月十三日
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妙にリアルに感じた生き返りの感覚
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