小山 薫さん
のうた一覧
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あてはかな君の香りぞさざめきぬ心の限り落ちてゆきぬる
平成二十四年四月四日
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現見の我が手添へたる君の手に花の心の匂ひぞ知られぬ
平成二十四年四月七日
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行く春の光まばゆき幻に涙は絶えぬ桜木の根に
平成二十四年四月七日
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散り初めの桜はなびら拾う君その手うつくし白く儚し
平成二十四年四月十日
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このことは恋のようにも見えるともそれにはあらず心の深淵
平成二十四年四月十四日
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誰ともと話さざりこと驚きぬ昨日の不在何故と問ふ君
平成二十四年四月十五日
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桜散り春は終わりになろうとも舞へ舞へ淡くあなたの様に
平成二十四年四月十七日
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帰りみち海鳴り聞こへ感じゆく夢であなたに逢えることこそ
平成二十四年四月二十三日
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いとしさが込みあげてくるあなたへの木漏れ陽光る初夏の頃
平成二十四年四月二十五日
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いつも聴く歌の歌詞にはあなたとの恋の行方があると気づきぬ
平成二十四年四月二十六日
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あてやかに雪積もりたる我が庭に暁のあと光そへたる
平成二十四年三月二十三日
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ひととせの四季に埋もれし追憶は苦しきなれどあはれなるかな
平成二十四年三月二十四日
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春の陽の北山霞むふたりにて君の黒髪光る琴の音
平成二十四年三月二十五日
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ふと見たる美しげなる君の瞳に文あることに気づきし恋を
平成二十四年三月二十五日
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帚木の様にも思ふ君の容貌遠き思ひぞ鮮やかなりぬ
平成二十四年三月二十五日
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春の日のあなたの瞳なかりせばいかでこれほど染むことなきを
平成二十四年三月三十一日
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寄りてこそあなたの色はひな菊の淡きやさしさにじむ白かな
平成二十四年三月三十一日
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あなたの瞳見つめる時は刻々と心に模様生まれいずるは
平成二十四年三月三十一日
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ひたすらに生きてゆきたき我が想いああ丹沢はもう秋の色
平成二十四年三月三十一日
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秋の日の私の居ない淋しさを苦るおしけりと君の言の葉
平成二十四年四月一日
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