本間紫織さん
のうた一覧
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泣いてるの恋しているの嬉しいの 空にこぼれる桜がきれい
平成二十四年四月九日
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かわいいとかわいそうって似ているね どっちも言われることはないけど
平成二十四年四月九日
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探してた答えは胸の奥だってひかりの海がおしえてくれた
平成二十四年四月十日
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水槽の小石のように愛でている喫煙室のひざ小僧たち
平成二十四年四月十四日
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張り付いた笑顔が今日も剥がれないピエロを辞めて五年経つのに
平成二十四年四月十五日
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まっさらな裸ん坊にコンタクト着せたら春を呼びに行こうか
平成二十四年五月四日
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ケンタッキー・フライドチキン 君もまた空を羽ばたく夢をみたかい
平成二十四年五月五日
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雨なのか聞けなかったよ確かめてしまえば明日に戻れないから
平成二十四年五月五日
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湿り気を帯びた瞼を開くときやがて世界は雨に寄り添う
平成二十四年五月六日
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埋まらないピースをさがす者たちにたぷりと満ちた月は微笑む
平成二十四年五月七日
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満月のせいにしちゃえば 今日ぐらいオオカミ男になってみちゃえば
平成二十四年五月七日
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満月の夜は売上増らしい 月見うどんと防犯ブザー
平成二十四年五月七日
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ごめん、月 色付く頬をこの恋を照らされたくはないの 今、まだ
平成二十四年五月八日
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12時を告げる鐘の音 満月は欠けてガラスの靴が残った
平成二十四年五月八日
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今できる精一杯の反抗期として突き刺すとんがりコーン
平成二十四年五月十一日
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それぞれに違う明日を映し出す瞼の裏で燃える夕焼け
平成二十四年五月十二日
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紅色に染めた小指を絡めたら永遠のごとく結ぶ指きり
平成二十四年五月十二日
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ばかだな、って頭を撫でてほしくって頑張りすぎてばかだな、痛い。
平成二十四年五月十三日
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金色の波に溺れてしまいたい息つく間もなくあふれる光
平成二十四年五月十三日
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くちびるのかたちで愛を伝えよう貴方のために開かれる花
平成二十四年五月十五日
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