山本左足さん
のうた一覧
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夜空からはみ出している星だけを繋げて作る新たな星座
平成二十五年三月二十五日
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風だけが俺の行方を気にしてるすれ違ってはまた追い越して
平成二十六年二月五日
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嘘泣きもルール違反も裏切りもどれも愛してしまうだろうな
平成二十四年二月二十四日
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項垂れた自分の影を無理矢理にバイト先まで引きずってゆく
平成二十四年二月二十一日
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願わくば君の不幸につけこめるほどの力と勇気を我に
平成二十四年二月二十一日
4
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春の陽に鈍く輝くパイプ椅子数多並んでその時を待つ
平成二十四年二月二十四日
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高校の卒業式には受験で出席できな...
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面接で「趣味は短歌」と答えてもきっと関係無く不採用
平成二十四年二月二十六日
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「ちっぽけな人生でした」夕陽へと身投げしていく一羽のカラス
平成二十四年二月二十七日
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「神様になれたとしたら何をする?」「地球を全部片付けて寝る」
平成二十四年二月二十七日
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この坂が月まで続く坂ならば月まで走る 君が待ってる
平成二十四年二月二十九日
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大雪の朝が時には懐かしくなったりせぬか 元気か、友よ
平成二十四年三月一日
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ぼくに良く似た怪物が棲んでいる君の瞳の奥底の青
平成二十四年三月四日
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新しい星に別れた恋人の名前を付ける天文学者
平成二十四年三月五日
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コナンには決して解けない難問が溢れるハローワークにひとり
平成二十四年三月五日
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ぼくたちが一人称になる日暮れ 遠ざかる影かきわけて風
平成二十四年三月六日
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死ぬときは君の生涯最高の笑顔に見送られて死にたい
平成二十四年三月六日
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「どうしたの。何がそんなに悲しいの?」「それが分かれば泣きゃしないわよ!」
平成二十四年三月七日
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「寂しくて仕方がない」と訴える相手が居ないことの寂しさ
平成二十四年三月十日
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喪失の鈍い痛みに耐えながらひたすら走る駅までの道
平成二十四年三月十一日
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いつからか見なくなったなローソンの前で必ずすれちがう人
平成二十四年三月十四日
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