山本左足さん
のうた一覧
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終わらない夢があるなら見せてくれ俺はいつでも夜明けが怖い
平成二十四年三月十四日
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この星の地軸が少し傾いているせいだろうこの憂鬱は
平成二十四年三月十五日
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「こんな筈じゃなかった」それは俺たちじゃなく神様が言うべきセリフ
平成二十四年三月十六日
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バス停にひとり佇む老人の眼鏡の弦に降り積もる雪
平成二十四年三月二十一日
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この想いを伝えるために新しい言葉を作る必要がある
平成二十四年三月二十二日
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さびしさが欲しくてひとり三月の風に千切れる雲を見ている
平成二十四年三月二十三日
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ケータイの電源を切る一大事「繋がる事」に繋がれている
平成二十四年三月二十四日
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致死量の愛が欲しいと真剣な顔で囁く月蝕前夜
平成二十四年三月二十八日
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放っとくとすぐに暴発する君の安全装置になってあげたい
平成二十四年三月二十九日
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笑えないことはするけどその代わり泣かせることはしないと誓う
平成二十四年三月二十九日
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「忘れた」と「忘れたい」とを隔ててる「い」に込められた思いの深さ
平成二十四年四月三日
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殺しても死なない人と思われていたい別れの日ならなおさら
平成二十四年四月五日
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優しさのようなカタチになっている今夜の俺は正義の手先
平成二十四年四月十日
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春が来て花が咲いたら立ち漕ぎで坂を上って本屋へ行こう
平成二十四年四月十八日
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此処じゃなきゃ何処だっていい 旅に出ることと自殺は少し似ている
平成二十四年五月四日
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9回で逆転負けをした後のジェット風船みたいに孤独
平成二十五年三月八日
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一瞬で殺してあげるいつだってぼくは優しい男だからね
平成二十四年二月二十日
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パラダイス行きの切符はポケットに入ったままで期限が切れた
平成二十四年二月二十四日
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わかるとはわからぬことをわからぬとわかることですわかりましたか?
平成二十四年二月二十六日
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心臓にようやく出来たかさぶたが君を見るたび剥がれて痛い
平成二十四年二月二十八日
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