遠井 海さん
のうた一覧
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二十二時発あなた行きバス乗れば明日はまるごとあなたで過ごせる
平成二十五年二月十五日
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ポコポコ ん? ピクピク んんんっ! 動いてる! ちっちゃな命の動き 感じた
平成二十五年三月二十三日
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はじめての胎動を思い出して。
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明け方の消え入りそうな三日月に活を入れよう濃い眉墨で
平成二十五年五月十八日
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明け方の炊事にお湯が心地よくかじかむ足が夏を待ってる
平成二十五年六月三日
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隣席のツインテールの剛毛が振り向きざまにぼくを射抜いた
平成二十五年六月十四日
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「ぷりきゅあになれますように」昨年はアンパンマンになりたかった子
平成二十五年七月四日
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戦争の写真に胸を痛める子にリアルな戦火を見せてはならぬ
平成二十五年八月十五日
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消毒用エタノールぐっと飲み干して中二病から卒業します
平成二十五年十二月十五日
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一本の夏を含んだ線香花火を燃やさぬようにそっとしまった
平成二十六年一月二十一日
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真っ白なまん丸ケーキを半分こおめでとおっきい方をもらうよ
平成二十六年一月二十二日
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テーマ詠 祝
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緊箍児が頭をギュッと締めつけるように師走の風に打たれる
平成二十六年一月二十二日
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題詠 風 過去のものを修正した
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お互いのうちから嘘を持ち寄って二人で作る嘘物語
平成二十六年二月二十四日
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体内の腹を空かせた赤ちゃんが依存したいと蠢く弥生
平成二十六年三月二十日
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花束の花は余命を競い合うレースだ首を垂れれば終わり
平成二十七年八月三日
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ひっそりと布団の中に忍び込みわたしを襲うダニよ愛おし
平成二十七年八月三日
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口説かれて宙に浮いたら目が覚めて地面に落ちて複雑骨折
平成二十七年八月三日
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壁ドンをされてみたいなおりの中うつろな目をしたライオンとかに
平成二十七年八月三日
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夏祭り夜店で買つたやきとりが口の中から痛いと呻く
平成二十七年八月三日
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シューティングゲームの音の向こう側安保法案衆院可決
平成二十七年八月四日
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なかよしやちゃおに出てくる女子はみなキスをしたくてムラムラしてる
平成二十七年八月四日
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