しづくさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- そばにいることができぬと知る 今夜甘いことばにおぼれるサカナ 平成二十五年二月五日 2 もっと見る
- 迷いからあなたをつかむ指先がとまる 窓ガラスをたたく雨 平成二十五年二月五日 1 もっと見る
- あけがたの排気ガスからすこやかなアボカドの芽をながめています 平成二十五年二月五日 2 もっと見る
- めいめいの小鉢にそっと菜の花は肩をゆるめて座る 春だね 平成二十五年二月五日 10 もっと見る
- むずかしい事はいらないひとつずつまずは名前を呼んでください 平成二十五年二月五日 4 もっと見る
- 試着してみたうっすらと透けるタイツ繊維程には漏れないひみつ 平成二十五年二月四日 1 もっと見る
- 右肩を風にあずけるあしたからあなたのことをなんて呼ぼうか 平成二十五年二月三日 3 もっと見る
- 最適な温度としてのなめらかな背中にそよぐうぶ毛の偶像 平成二十五年二月三日 1 もっと見る
- まれにみる雪の屋根からうらぎりの粒子はぽわんはみでて濡れる 平成二十五年二月三日 0 もっと見る
- 昔みた写真のようにキッチンの林檎のかげを写生している 平成二十五年二月三日 0 もっと見る
- あたためてくださいしろい砂浜であなたの指から空気に還る 平成二十五年二月三日 0 もっと見る
- やわらかくかかとがふれた瞬間にうっかりあたし羽化してしまう 平成二十五年二月二日 5 もっと見る
- せつせつと滔々と声なりひびき会議室には茶柱がたつ 平成二十五年二月一日 2 もっと見る
- かんたんな読唇術をつま先の角度に気をとられてつづける 平成二十五年二月一日 0 もっと見る
- 親指のばんそうこうをなぞりつつゆうべの葱についておもった 平成二十五年二月一日 1 もっと見る
- なきがらを埋められたまま点滅する女子ロッカーにひそむ亡霊 平成二十五年二月一日 1 もっと見る
- 躊躇してしまえば青いつま先のむこうにざわついたみずたまり 平成二十五年二月一日 3 もっと見る
- たいていの大人には押し入れがないだからトイレで泣くのだろうか 平成二十四年八月十四日 5 もっと見る
- ばらばらと涙は背中から撃たれのがれられない痛みのにじみ 平成二十四年七月二十二日 6 もっと見る
- しあわせなのでしょう過去を忘れたら爪先だちの靴のおやゆび 平成二十四年七月二十二日 1 もっと見る
