幸浦佳さん
のうた一覧
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金の輪を望む 枕を高くして長く伸びたる頚を休める
平成二十四年五月二十日
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金星が黒子を付けて現れる遮光レンズにも一度日の目
平成二十四年五月二十七日
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六月七日に
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ぬくもりを自給自足で生きていくベッドの中で裸の王様
平成二十四年五月二十九日
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あくまでもてんしでもいいあくまではあくまであなたはいとおしいひと
平成二十四年九月三十日
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駄洒落で茶化した意気地無し
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あつものに懲りてなますを吹くごとくどこを行くにもそろおりそろり
平成二十四年十一月二十六日
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空腹に白む意識に一杯の水を注いで 本当幸せ
平成二十五年三月十七日
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断食ダイエットは結構好き
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本当は三十一音でも多いほんの五音が君にととけば
平成二十五年三月十九日
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一人なら支えられてる支えてる誰かに誰かを形はいろいろ
平成二十五年四月六日
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風の夜震える家に一人いるあああああああ怖いよ嫌だよ
平成二十五年十二月一日
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もういいかいいいと言いつつ離れない未練がましさ熱で伝わる
平成二十五年十二月一日
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精一杯ただ生きているそのことが正しくないなら何が正しい
平成二十五年十二月一日
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生き物ならば生きることが大事。生...
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峰打ちじゃ 安心せいと 言うけれどすごい痛いし 骨は折れてた
平成二十五年十二月三日
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安心ってなんだ
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あたたかい布団が夜は労いで仕事の朝には足かせになる
平成二十五年十二月四日
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首傾げ並ぶシェーカー憂鬱な私を気遣う友達みたい
平成二十六年六月十四日
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いつだって本気で悩んでいるときは一人になって 袋小路へ
平成二十六年六月十四日
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「どうしよう、お腹が減ってきちゃったよ。今何時?」って 「もう寝る前だろ」
平成二十六年六月二十一日
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眠たくてそれでも今は寝れないと爪を突き立て資料を睨む
平成二十四年一月三十日
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逃げたのは愚策であったか今もなお逃げた記憶に追いかけられる
平成二十四年一月三十日
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一歩だけ多く歩ける閏年連れ添う仲間の別れを惜しむ
平成二十四年一月三十一日
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人という文字の成り立ち聞きながら身近な人を指折り数える
平成二十四年二月五日
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