木綿さん
のうた一覧
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わからない同士黙って歩いてくモダンアートの合間を縫って
平成二十五年一月十四日
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海鳥が急上昇す あちこちで自殺が成功しません様に
平成二十五年一月十四日
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マスカラは泣かないためのおまじない香水は自分を忘れてしまわないため
平成二十五年一月十二日
4
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「人は皆変われるんです」壇上で講師が自分に言い聞かせてる
平成二十五年一月十二日
4
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隠さずに傷口見せてくれないと包帯巻いてあげられません
平成二十五年一月十一日
12
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甘そうなあの雲だけがものすごい速さで逃げる一月の空
平成二十五年一月八日
5
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雑踏は動き続けるこんなにも月の光がおぞましいのに
平成二十五年一月八日
4
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はじめから将来の夢なんてない聞かれて無理につくっただけだ
平成二十四年八月八日
2
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お終いが怖いわけではないですと誰にあててか言い訳してる
平成二十四年七月十七日
4
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ゴールテープを切るんじゃなくてぐるぐると丸めてそこらへ捨てていきたい
平成二十四年七月十七日
2
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目指してたゴールが見えるもうすぐよ なのに止まっていたいのなぜか
平成二十四年七月十七日
1
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終わりへと知ってて向かってきたけれど 終わりの手前で躊躇している
平成二十四年七月十七日
2
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声高に宣言したり叫んだり負けそうだからそうやっている
平成二十四年六月三十日
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もう二度と使わぬつもりで蓋をした井戸の中身が気になっている
平成二十四年六月三十日
3
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立ち止まれ 行くな急ぐなと 道端の 真っ赤な花に 注意されてる
平成二十四年六月二十一日
2
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意味のない不安消すため意味もなく九九を唱えるしろくにじゅうし
平成二十四年六月九日
5
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無理矢理に何かを目指して生きているそういうふうに刷り込まれてる
平成二十四年六月五日
4
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数日で片づけられるステージが作られていく熱い陽の下
平成二十四年五月二十三日
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うちにある灯りをすべてともしても太刀打ちできぬ暗闇の濃さ
平成二十四年五月十三日
5
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泣くこともできずこっそり膝抱え昔を思う椰子の実になる
平成二十四年五月九日
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