白身魚さん
のうた一覧
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ショベルカーが削り取ってく老鳥の住処 あなたはどこへ行ったの
平成二十四年八月二十一日
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通学路の老人ホームが取り壊されて...
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おそろいのペディキュア塗って300kmの夜を越えたら電車に乗ろう
平成二十四年六月二十七日
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待ち人が来なかったんだアフォガード クリームで汚れた混沌を吸う
平成二十四年六月二十日
1
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飴色の視線を編んだ昨晩の余韻が髪に絡まってゐる
平成二十四年五月二十四日
4
暗がりで暖色の光が射し込んでいる...
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今日の夜の事を知るのはへその上でたむろしているワンピースだけ
平成二十四年五月二十四日
1
ワンピースとかロングスカートって...
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君の香というそれだけで吸えもしない 煙草を探したコンビニの朝
平成二十四年五月二十四日
4
コレが惚れた弱みというヤツか・・...
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「背の高い恋人」よりも七センチのハイヒールくれる男をえらぶよ
平成二十四年五月十日
1
「俺より背の高い女性はちょっと・...
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永遠の少年の影 何者にも成れぬ気がして今日も暮れ行く
平成二十四年五月八日
7
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甘いだけの言葉が体を通過したカロリーゼロのコーラみたいに
平成二十四年五月八日
4
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僕のため?違うね、それは君のため辛い辛いと髪を染めるの
平成二十四年五月七日
3
彼女たちは痛んでもなお髪を染めた...
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目覚ましを止めるのは今日3度目です 極楽と言う罠は羽毛の
平成二十四年五月七日
3
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インスタントカフェオレ味の舌でするキスの安さがちょうど良い愛
平成二十四年五月七日
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朝帰り繰り返すたびに薄い眉になる妹を見ないふりする
平成二十三年十月十九日
2
ウチの妹にはちゃんと眉毛がありま...
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「温」という漢字を「はる」と読んでみる缶コーヒーの沁みた夜中に
平成二十三年十月十八日
3
上の句は以前投稿した一首と同じ。...
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ご飯よ、と言えども動かぬ妹のえびさん一匹私の皿へ
平成二十三年十月十七日
4
夕飯時の一コマ。ほぼ実話。
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敗れても敗れても呼ぶ恋の名よ ああ蠍座の業を恨まん!
平成二十三年十月十七日
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意味はあるけど、なんだかなぁ。「...
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春の雪 コートの肩に降る夜は電話越しにキスをください
平成二十三年十月十七日
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高校の短歌の授業にて。クラス全員...
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「最悪よ、でも大好きよ」と囁いたセーラー服はもう戻らない
平成二十三年十月十七日
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「最悪」と「大好き」って呼応して...
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べつに君に頼まれたわけじゃないけれど無心ではがす玉ねぎの皮
平成二十三年十月十七日
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結婚一年目・子どもなし、という夫...
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「温」という漢字を「はる」と読んでみる自販機の前の僕はひとりで
平成二十三年十月十六日
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寂しさとか悲しみもあるけれど、温...
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