かぐらさん
のうた一覧
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夜の花しずかにけぶり観覧車 夢に立つこと無き母親と
平成二十四年三月十五日
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冬の日に僕の貰ったものがたり 返す余裕の無かったビデオ
平成二十四年三月十五日
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星渡り 雪のようだと知りつつも祝祭の中ひとりの私
平成二十四年三月十四日
2
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スイスから落ち合うようにさらわれて おや、争わず消えてゆくかな
平成二十四年三月十四日
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教えても知らないことと知りつつも傘の下へと渡りしかわず
平成二十四年三月十四日
2
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幽玄のとむろいとして懐かしく夕日の匂い、想い出すもの
平成二十四年三月十四日
2
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地下鉄の君 花の終わりの葉桜の悲しい夜のこまやの好きさ
平成二十四年三月十四日
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ひとくさの煙草の為に生きたいと願うことよりキスがしたいの
平成二十四年三月十三日
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風鈴の甘い音色がうるさくて痛みを黒い帽子に込めり
平成二十四年三月十三日
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花言葉 妹ゆずりの京ことば 泥にまみれて眠りかかさず
平成二十四年三月十三日
2
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青い春ひとり歩くとカメラから光が漏れておとなしくなり
平成二十四年三月十三日
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一呼吸ついたわたしの言葉から花が咲いたら終わりやさしく
平成二十四年三月十三日
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杉並を抜けゆく風よさらわれて金魚のように冷えゆく傘よ
平成二十四年三月十二日
2
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紫の灰かぶりおり波はぜて黒き父へはゆかない火あり
平成二十四年三月十二日
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東京のピアノがひとつ燃やされてすべてが雨の為だったから
平成二十四年三月十二日
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いつくしの中也はかつて笑いたりと願いますれば秋というきみ
平成二十四年三月十二日
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春の日と静かに語り会いたりし妻ここのえに春となりおり
平成二十四年三月十二日
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晴れ渡り夜は確かに僕のものと知らないからか震えていたり
平成二十四年三月十一日
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いつからの恋愛なのか知り得ずに青く晴れたらきっといました
平成二十四年三月十一日
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大雨で二人は巧くいったのに裸足を隠すスリッパがない
平成二十四年三月十一日
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