せいかさんのうた一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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- わが胸はこの空に似て冷雨なり まして無残に花散りゆけば 平成二十五年四月二日 2 冷たい雨が降って今年の桜も散りは... もっと見る
- 夢をみる乙女のようにかぐわしき沈丁花咲く宵に出できぬ 平成二十五年三月九日 9 この季節どこにいても沈丁花の香り... もっと見る
- どろろんとした夜ハラっと雨がきて魂どもの遺恨の雨か 平成二十五年三月二日 3 生暖かい風が吹く不気味な夜。降り... もっと見る
- ゆるやかな陽射しの窓辺を輝かせ 微かに揺れたかガラスのカモメ 平成二十五年二月十八日 2 穏やかな春の日に陽射しの差し込む... もっと見る
- うっすらと白く装う植込みに この冬最後の降雪を知る 平成二十五年二月十三日 2 朝日差しの中の植込みにうっすら雪... もっと見る
- 絶望をする知識すらなかったの 救急車両が鳴き叫んでる 平成二十五年二月七日 3 もっと見る
- しんしんと降り積む雪のあわひにぞ幽かに聞こゆる読経の声 平成二十五年二月七日 3 もっと見る
- 趺坐を組む即身仏のごとくさらばえて 枯ハス不忍池にただよう 平成二十五年一月十六日 2 もっと見る
- アパートの洗濯機のおと日曜日サルトルなんかは嗤ふと思ふ 平成二十五年一月十二日 3 もっと見る
- 地下道を登ればやんわり暮れし空 ネオンの赤が宇宙に混じる 平成二十四年十二月二十日 3 もっと見る
- 散り残る黄葉かぜにそそと揺れ草書のごとく惜秋をえがく 平成二十四年十二月八日 1 もっと見る
- 息吸えば魂までも凍りつく ここは青梅の軍畑 平成二十四年十一月二十八日 4 先日御岳で行われた短歌の歌話会に... もっと見る
- 切り刻み毒を流してわれわれは山野を殺し海を殺した 平成二十四年十一月二十一日 3 今日、太平洋の酸性化が急速に進ん... もっと見る
- 緑さす畑に白の玉模様 あのねぎ坊主このねぎ坊主 平成二十四年十一月十九日 8 『模様 』と『ゲーム 』のどちら... もっと見る
- きゅるきゅると徐行し続ける通勤の車窓の外に浮かぶ飛行船 平成二十四年九月五日 3 やりきれない混雑と遅延徐行の息苦... もっと見る
- たくさんのものなどもはやいらないの この旅終える旅費さえあれば 平成二十四年八月十二日 8 もっと見る
- 突然の雨に頭を手で覆い駆け込む黄色いテントの質屋 平成二十四年七月二十日 2 もっと見る
- 赤ムラサキのミョウガが恋しい夕方は 打ち水の湯気路地も香ばし 平成二十四年七月二十日 6 もっと見る
- 去る人は追わぬが花の沙羅双樹 髪染めせんと薄く櫛引く 平成二十四年七月十八日 4 もっと見る
- ひとりでに優しくなれる流線の風を受けてはほほえみ返す 平成二十四年七月十日 6 もっと見る
