紫草さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- カメムシを粘着テープに密封すおのれの悪臭おのれで嗅げば 平成二十五年十一月三十日 14 もっと見る
- 燃え盛る炎のような櫨の紅秋には秋の力みなぎる 平成二十五年十一月二十九日 20 もっと見る
- 一瞬に人の情けの嘘まこと見分けてしまうきみの哀しみ 平成二十五年十一月二十八日 25 もっと見る
- いつしかも姪に背丈を超えられてふわふわ髪に幼な飾り 平成二十五年十一月二十六日 13 弟の小学生の娘です。 手足の... もっと見る
- 先代の生き写しかと見紛いし子猫迷い来て小雪の朝 平成二十五年十一月二十五日 17 2年前に亡くなった猫の「マロン」... もっと見る
- 軒下の椿の葉かげに蜘蛛の糸二本下がりし下のぬけ殻 平成二十五年十一月二十四日 12 もっと見る
- 愛情を形にすれば慈雨のごときみの瞼に降らすくちづけ 平成二十五年十一月二十三日 19 もっと見る
- 夕鴉群れてとまれるわが家に歌口ずさみそっと入りゆく 平成二十五年十一月二十一日 14 もっと見る
- 収まりは足りないくらいでちょうどいい補うことの楽しさや知る 平成二十五年十一月二十日 13 もっと見る
- 細雨の靜かな一夜氣づかずに誰か失ふ間合ひと思ふ 平成二十五年十一月十九日 16 もっと見る
- 渡された夫の上着についてきた健やかなものを羽織って過ごす 平成二十五年十一月十八日 15 もっと見る
- 黄昏の校舎の裏に唐突にトランペットは繰り返し鳴る 平成二十五年十一月十六日 20 もっと見る
- 引きあえるしがらみ外れたそののちの木の葉はみんな気ままに散りぬ 平成二十五年十一月十五日 22 もっと見る
- ハイネックセーターに顔を埋めるようにしてようやく終える長き一日 平成二十五年十一月十一日 16 もっと見る
- 三日月のうすき光に照らされて羊雲たちゆるりと歩む 平成二十五年十一月八日 13 もっと見る
- きりきりと髪をひき詰め束にする固く絞りしこころ一心 平成二十五年十一月七日 9 もっと見る
- 溢れくる切ない気持ちを呑み込んでただに大根刻んでおりぬ 平成二十五年十一月五日 16 もっと見る
- 自信なき己の気持ちの現れか目を瞬だたす五回、六回・・ 平成二十五年十一月四日 11 もっと見る
- いったんは布団に入りしその後に再び出てて仮面をはずす 平成二十五年十一月三日 9 もっと見る
- 募りゆく淋しい気持ちも堰を越え泣かず静かに冷えつつ暮らす 平成二十五年十一月二日 19 もっと見る
