西村 由佳里さん
のうた一覧
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本日の消される空はここらしい もこもこ雲が両手ひろげる
平成二十六年五月二十七日
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鼻孔にて白血球のスライムが出たい出るなとおしくらまんじゅう
平成二十六年五月二十八日
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貴婦人が裾を広げて立つようにとりどり開く地下街の傘
平成二十六年五月二十九日
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マンションの最上階の窓見あげ満月の夜と見立て歌詠む
平成二十六年五月三十日
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緑色青に白色見上げればやさしい人の絵画広がる
平成二十六年六月十一日
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あいさつをするかしないか迷いつつちらちらちらと顔盗み見る
平成二十六年六月二十七日
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蝶たちがささやきあって包みこみ隠したものはきっと六月
平成二十六年七月一日
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ブログ「みそひともじがすき」にも...
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アイロンの型に昨日の恋をはめあなたのシャツに焼き付けてゆく
平成二十六年七月十五日
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偶然に出会えたことがうれしくてその後しばらくほっぺゆるんで
平成二十六年八月二十五日
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チャンバラをしているみたい樫の木の葉と葉ゆれおり風に吹かれて
平成二十六年八月二十九日
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ブログ「みそひともじがすき」にも...
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太陽はめらめらめらと燃えていて未だ触れぬ君の手のよう
平成二十六年九月五日
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君と我あなたとわたしティーシャツの香りをかげば家族の匂い
平成二十六年九月十二日
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図書館の本に囲まれ鳴く鹿のくるぶしはまだ雪に埋もれて
平成二十六年九月二十四日
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春を生き夏を過ごして秋迎え君の心を我にと願う
平成二十六年十月二日
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まずは今日笑ってみるの雲ひとつない青空を広げ立つ地球
平成二十六年十月八日
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ブログ「みそひともじがすき」には...
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銅像の立つ公園の隅の木のそばのブランコ蟻を乗せおり
平成二十六年十月十日
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どんばちゃこんどんどんばちゃこんばちゃこんとなんか楽しいブリキ人形
平成二十六年十月十四日
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ほっぺたを真っ赤に染めてもみじ葉よ秋に告白されたのですか
平成二十六年十一月十三日
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こんにちは! ブログ「みそひと...
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見てみたい 青葉の向こうのもみじ葉の向こうに浮かぶ雲の向こうを
平成二十六年十一月十八日
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たんぽぽの綿毛のような君の手を包みたいのさ心ゆくまで
平成二十六年十一月十九日
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