西村 由佳里さん
のうた一覧
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夕方の空気を部屋に取り入れて大事な絵本の扉を閉じる
令和元年六月三日
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もくもくと文字を打ち込む幼子のつるつるほっぺを想像しながら
令和元年五月三十日
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まっ白な紙にどんどん描いてゆくここは学校ここは湖
令和元年五月二十八日
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考えて考え続けてひらめいたこのお話のクライマックス
令和元年五月二十七日
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ぐちゃぐちゃの蕾を今日も描いているいつか必ず咲くと信じて
令和元年五月二十四日
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もみもみと頭をほぐして目をほぐし自分の時間を全て費やす
令和元年五月十七日
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私もとノートを開いてみたけれどどんな言葉も浮かんでこない
令和元年五月九日
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無駄ではない無駄ではないと言い聞かせ大きくバツのマークを書いた
平成三十一年四月二十五日
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一日を一つの場所で過ごしつつ数えきれない文字を打ち込む
平成三十一年三月二十二日
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一日を画面に向かい作業するなぜどうしてとつぶやきながら
平成三十一年三月十二日
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全ての設定を、自分でしました。た...
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雨音が鼓膜に響く水曜日時を惜しんで描き続けてた
平成三十一年三月六日
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空を見ず草木も見ずに過ごした日我が身の内に絵本が集う
平成三十一年二月七日
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久しぶり桜のつぼみと梅の花枝でさえずるスズメの家族
平成三十一年一月二十八日
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絵本の出版のために数日ほとんどお...
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閉じこもりせっせせっせと作業する我の全てを見てもらうため
平成三十一年一月二十五日
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絵本「としのかずよりたべますの」...
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まだまだだもっとねばれと叫ぶんだこの身の全ての細胞たちが
平成三十一年一月二十四日
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アマゾンで電子出版するための絵本...
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今日の日の眼に映してみたいもの葉っぱと歩道と我の自転車
平成三十一年一月二十二日
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絵本作成のため、昨日から家にこも...
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一日をひとり過ごした我のこと知っているのは額のひまわり
平成三十一年一月十一日
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鼻の穴広げて文字を打ち込んで締め切り日までひいふうみいよ
平成三十年十一月二十九日
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世の中は理解できないことばかり蝶は泳いで鮒は羽ばたく
平成三十年十一月十二日
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紅茶でも飲もうかしらと立ち上がる石と化したる脳持て余し
平成三十年十月五日
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