西村 由佳里さん
のうた一覧
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からっぽのペットボトルがカラカラと風と踊ってわたしを起こす
平成二十六年六月二日
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マンションの最上階の窓見あげ満月の夜と見立て歌詠む
平成二十六年五月三十日
4
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貴婦人が裾を広げて立つようにとりどり開く地下街の傘
平成二十六年五月二十九日
4
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鼻孔にて白血球のスライムが出たい出るなとおしくらまんじゅう
平成二十六年五月二十八日
4
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パーカーがいらないほどの陽の下を我は行くのだサザエ求めて
平成二十六年五月二十三日
2
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近況を聞かせておくれ雨粒よ空の向こうの藤は元気か
平成二十六年五月二十一日
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こんにちは! ブログ「みそひと...
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わたしには計り知れない冒険をしてきたお湯はいつも無口で
平成二十六年五月十六日
2
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王様と王子様とを抱きしめて眠る今宵の月は美し
平成二十六年五月十四日
7
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車窓から登った山が見えたときなんとはなしに鼻は高々
平成二十六年五月八日
6
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白色の花に囲まれ登る日はいよいよ明日 晴れてください
平成二十六年五月二日
6
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あの雲に乗れないことを知ったのは何才かしら皐月に入る
平成二十六年五月一日
5
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目覚ましが起きろ起きろと言っている布団は眠れと言っているのに
平成二十六年四月二十四日
4
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より道の収穫 満潮・散る桜少し寂しいノラのつぶやき
平成二十六年四月十六日
4
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おもいきり羽ばたけ空に舞い上がれ君の明日はいつも明るい
平成二十六年四月十一日
5
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静かなる夜のひとときまた我は思考の海へ舟を漕ぎ出す
平成二十六年四月十日
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カマキリに春の手紙を渡されてとまどい揺れるオオイヌフグリ
平成二十六年三月二十八日
5
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雪たちの奏でる冬の音楽に耳を澄ました日は戻らない
平成二十六年三月二十七日
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夕方の白木蓮のひとりごとシロクマくんに手紙書かなきゃ
平成二十六年三月二十六日
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ただいまの声が聞きたいおかえりと言ってあげたい 桜はなびら
平成二十六年三月二十五日
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憂うつはビオラが食べてくれましたそう答えたらネギが笑った
平成二十六年三月二十四日
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