西村 由佳里さん
のうた一覧
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思い切り大きく大きく伸びをして君も私も一筋の雲
平成二十六年十二月十九日
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コーヒーをかきまぜたならなんとなく忘れ物した子供の気分
平成二十六年十二月十六日
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つつがなくまどろみ終えて見回せば本も紅茶も水底の石
平成二十六年十二月十日
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ブログ「みそひともじがすき」には...
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自転車を追い越すこともできたんだ赤に変わった信号を見る
平成二十六年十二月九日
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山頂の空気いっぱい詰め込んだペットボトルはともし火の色
平成二十六年十二月八日
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ブログ「みそひともじがすき」には...
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昔ならできてたことができなくてそれは例えばブリッジ体操
平成二十六年十二月五日
7
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雨傘をひょいと奪って逃げてゆく雨の小僧の爪の白さよ
平成二十六年十一月二十五日
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朝からの陽の光とのおゆうぎはこれでおしまい シャツたたまれる
平成二十六年十一月十二日
6
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濡れた目がパシパシパシとまたたいて無音の夜に曲を奏でる
平成二十六年十一月十日
6
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もみじ葉が枝にとどまる道を行き短歌の浮かばぬ我なぐさめる
平成二十六年十月三十日
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ねえ坊や教えておくれ あの空はどの絵の具から出した青なの
平成二十六年十月二十九日
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青空に雲を描いて飛んでゆく銀の翼の儚き心
平成二十六年十月二十八日
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今度こそ選んでほしい 練りこんだお話しひとつポストに入れる
平成二十六年十月二十七日
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ただ家にいるだけなのに肩つかみもみもみもみともむ昼下がり
平成二十六年十月二十二日
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どんばちゃこんどんどんばちゃこんばちゃこんとなんか楽しいブリキ人形
平成二十六年十月十四日
4
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銅像の立つ公園の隅の木のそばのブランコ蟻を乗せおり
平成二十六年十月十日
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月の子よ眠れよ眠れ今日だけは私がそばにいてあげるから
平成二十六年十月九日
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身体ごと風に飛び込みゆく先に第二走者の君の手のひら
平成二十六年十月六日
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あの場所に戻しておくれきらめきがころんとそこに落ちているから
平成二十六年九月三十日
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きらきらと文字が流れてゆくような川の水面に我が手をかざす
平成二十六年九月二十九日
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