冬野 凪さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 傍らのジム・ビーム・ライの空瓶がしみじみ語る故郷の風を 平成二十三年十一月三日 4 もっと見る
- おねしよと云ふ言葉に魅入られたる三十五の男闇を識る 平成二十三年十一月二日 4 もっと見る
- 文庫閉ぢ脳裡に浮かぶ風景はきらびやかな都会ではない 平成二十三年十一月二日 7 もっと見る
- ともだちはほとんどいないときみは云ふ苺でも食べて海へ行かうか 平成二十三年十一月二日 5 もっと見る
- 大人には理解できない儀式ありみどり児だけの秘密の記号 平成二十三年十一月二日 4 もっと見る
- 子殺しと云ふ言葉ふと浮かぶとき毛穴に潜む蟲らざわめく 平成二十三年十一月二日 4 もっと見る
- 浴槽におもちやのあひる三羽いて子供とともに茹であがつてゐる 平成二十三年十月二十九日 8 もっと見る
- わが妻の命令口調なメモ書きはそこら中でまぶしく光る 平成二十三年十月二十三日 3 もっと見る
- 苦虫を噛み潰した顔の猫がゐてもうこんな家出ていくと云ふ 平成二十三年十月二十日 4 もっと見る
- 冬の朝数学者の見た夢は水洗トイレの水とともに消える 平成二十三年十月二十日 3 もっと見る
- 肩を抱く敗残兵の胸に棲むあの雲雀は屍になつた 平成二十三年十月二十日 3 もっと見る
- 壞されたサドルに跨がり坂下る秋晴れの下死相が出てゐる 平成二十三年十月十五日 2 もっと見る
- 八時九時十時になつても帰らない我が家の猫は時計を持たぬ 平成二十三年十月十五日 4 もっと見る
- 口の中飴転がしては運命の出会ひを望むチェルシーの男 平成二十三年十月十三日 5 もっと見る
- カーテンの陰に隱れたゴブリンを一度見たと云ふのんきな妹 平成二十三年十月十三日 2 もっと見る
- また定期失くしてしまひドヤされる月光の下ウィスキー苦し 平成二十三年十月九日 4 もっと見る
- このまちのアンテナどもはみな同じ方向向ゐて笑つてゐるよ 平成二十三年十月九日 6 もっと見る
- けものみちちよつとけものになりたくて通ひ詰めたら娘ができた 平成二十三年九月二十九日 8 もっと見る
- わたくしの存在価値はなんだらう取れた銀歯に問ひかけてみる 平成二十三年九月二十七日 7 歯医者はキライです。 もっと見る
- カンパリの赤は太陽の色素だよと云ひし友はカンパリ嫌ひ 平成二十三年九月二十五日 3 もっと見る
