灰色猫さん
のうた一覧
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目覚めれば銀世界が広がってわくわくしちゃう子供でいよう
令和二年三月九日
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彦根は元々豪雪地帯で 幼いころ...
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空腹とコンビニまでの距離感を比較したのちお茶漬けにする
令和二年三月八日
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とんとんと割烹姿の包丁の音色のような目覚まし時計
令和二年三月七日
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生きてゆく理由もなければ死んでゆく理由すらないマリオネットさ
令和二年三月七日
10
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少女らのひとつひとつの手のひらに桜を描き足す老易者
令和二年三月六日
14
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サルトルもニーチェも埋めない空白に愛の言葉を綴ってみよう
令和二年三月六日
9
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元気です君は元気にしてるかなちゃんとごはんは食べていますか
令和二年三月五日
12
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君宛の手紙を綴るペン先はすこし丸めて柔らかく書く
令和二年三月五日
13
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気持よく毒殺されてゆくみたい君とのキスが甘くなるほど
令和二年三月五日
12
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探偵をやってみるから密室でケチャップ持って君は死んでて
令和二年三月五日
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テレビから地震速報出るたびにあの日の波が脳裏をよぎる
令和二年三月五日
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あたしメリーさん。今あなたの後ろにいるの。本当はコロナなのよ。
令和二年三月五日
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こちら滋賀県、大津で感染者が一名...
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列島を駆けるコロナを恐れつつ行かねばならぬ病原の巣
令和二年三月四日
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とは言え大きなプラズマクラスター...
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春が来るそのたび君を想うのはまだ青春にいるからだろう
令和二年三月三日
14
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オーロラを脱いだあなたの柔肌がわたしの氷をやさしく溶かす
令和二年三月二日
13
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夜に灯るほたるのような恋情があなたの闇を求めてやまない
令和二年三月一日
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恋しさを上手に歌にできなくてわたしはわたしに幻滅するの
令和二年三月一日
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ゆっくりとおやすみなさい柔らかな青いつばさは今は休めて
令和二年二月二十九日
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先生へ人生相談いいですか恋は破っていいものですか
令和二年二月二十八日
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軽やかに鳴りゆく風は若き日の口笛を吹く君のようです
令和二年二月二十八日
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