灰色猫さん
のうた一覧
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車椅子押しつつ逃げるやさしさが波にのまれて消えていく様
令和三年三月十一日
13
避難場所まですぐそこだったはず。...
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思い出に隔離されてる宝箱ひらいてみたら十五の恋だ
令和三年三月七日
16
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ほら見てて遠隔操作するからさ月が動くよもう泣かないで
令和三年三月七日
13
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俗世から隔絶されて暮らしたい季節の雨のソムリエしたい
令和三年三月七日
11
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肌というこの隔たりを越えるため人は言葉を得たのだろうか
令和三年三月七日
13
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国境で愛が隔てられるなど滅びの道を選ぶのですか
令和三年三月七日
10
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君宛てに書いた手紙をフェンダーで歌ってみたら愛丸出しさ
令和三年三月四日
12
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人類の最後のひとりになる人へ宛てた手紙を託しましたよ
令和三年三月四日
11
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大丈夫もう泣かないと天国の君へと宛てて手紙を書こう
令和三年三月四日
12
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人生に絶望したなら手紙をさ神様宛てに書いたらいいさ
令和三年三月四日
10
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流星は地球へ向けて宛てられた情熱的な手紙のようだ
令和三年三月四日
11
手紙縛り。 相変わらず季節...
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青色の絵の具に生まれ鳥だった頃をすごした海になりたい
令和三年二月二十七日
13
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怖くって泣いてびびって青春の君との恋が絵巻となった
令和三年二月二十七日
9
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感性のすべてで画布を埋めるからこの絵に自由な名前をつけて
令和三年二月二十七日
10
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思春期は体全部が絵筆だし青空なんか炎上させるし
令和三年二月二十七日
14
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図鑑へと丸め込まれた恐竜の絵を絶滅の危機から救え
令和三年二月二十七日
7
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特別な人でなくてもかまわない普通に育ってくれますように
令和三年二月二十二日
14
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数千の罪人どもの血を吸った首切り斧に裁かれなさい
令和三年二月二十二日
9
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静寂の花の筏の川面にてゆらりと踊る産卵の鮒
令和三年二月二十二日
10
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湖面へとひらく桜の便り待つ浜より望む沖島の影
令和三年二月二十二日
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