灰色猫さん
のうた一覧
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十九の若者一人死にました笑顔で別れた直後ひとり首をくくって
平成二十六年四月十六日
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もう僕はいないほうがいいのかな?世界はちゃんと回っていくよね
平成二十六年四月十六日
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病室の隅に差し込む陽だまりにいるはずもない初恋の人
平成二十六年四月十六日
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不条理に閉じ込められた閉鎖病棟誰か丸ごと爆破してくれ
平成二十六年四月十六日
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病棟の廊下の奥で語り合う心の傷を持ち寄りながら
平成二十六年四月十五日
7
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暦なく曜日わからぬ病棟の時の流れはまどろみに消ゆ
平成二十六年四月十三日
6
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人間は生かされてると語る目をまっすぐ見れない僕でもいいかな?
平成二十六年四月十三日
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本当はわかっていたよ君のこと守って生きてくそんな力もないってことは
平成二十六年四月十三日
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淡い淡いもっと淡いもう溶けだして消えてしまった
平成二十六年四月十二日
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「いかずちに見えるくらい高くまで背伸びしてみる!どう?光ってる?」
平成二十六年四月十二日
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月までの階段昇って行きたいよ心の塵を振りまきながら
平成二十六年四月十一日
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病室に打ち捨てられたたくさんの折鶴たちが光る日は来る?
平成二十六年四月十一日
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一杯の冷水だけが救ってくれたまだ生きていてもいいってことを
平成二十六年四月十一日
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雪解けの流るるを待つ稚鮎のように夏に向かって夜空を泳ぐ
平成二十六年四月九日
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派手な服ばかり着てははしゃいだねほんとは一人になるのが怖くて
平成二十六年四月九日
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君の手の星座をなぞる指先が蛍のように淡く光れり
平成二十六年四月七日
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唐突に撃ち落される花びらのような脆さで春を生き抜く
平成二十六年四月六日
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指先で語らうこともなくなった僕らは夢を見すぎたのかな
平成二十六年四月一日
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きらきらと水面光る水田に散りばめられた春の歌かな
平成二十六年四月一日
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恋しくて桜の肌にふれてみる君の蕾を温めたくて
平成二十六年三月三十一日
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