灰色猫さん
のうた一覧
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つなぐ手もかさなる影もないままに孤独な帰路で出会えた猫です
平成三十年二月六日
18
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嬉しくて想い華やぐ千羽鶴みんなの一羽が勇気になるの
平成三十年二月六日
16
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こちらからあちらになります天運を確認できる地雷原です
平成三十年二月五日
17
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湖になれないままの水たまりキングになれないスライムみたいで
平成三十年二月五日
12
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ひらいてはいけない桐箱ひらいたの私も箱も空っぽだったの
平成三十年二月五日
14
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猫抱え和歌山県へ会釈するこたつにみかんの神器に感謝を
平成三十年二月四日
16
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春を待つ冬眠中の草花のおやすみなさいを掘りにゆこうよ
平成三十年二月四日
13
「一面の荒れた大地を湖に井戸掘り...
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ガンダムの哀戦士たち口ずさみニュータイプでない己を愛す
平成三十年二月三日
13
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冬の陽の枝の樹氷は溶けゆきて海に帰れる春を待ってる
平成三十年二月三日
16
「たけのこときのこの山は置いとい...
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美しい死というものを愛でるため標本にする紋黄蝶の翅
平成三十年二月三日
14
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チョコ戦争ぼくの場合は恋よりもホワイトチョコを愛する日です
平成三十年二月二日
15
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てかてかと深夜営業コンビニの明かりが救いであった夏の夜
平成三十年二月二日
15
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校庭のタイムカプセル掘り出せばあどけなかった恥ずかしい恋
平成三十年二月二日
15
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まんまるに劣化してゆく鉛筆で君を描けば色があふれて
平成三十年二月二日
19
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死すことが歓喜でだった文明の滅びの呪文を発掘しました
平成三十年二月二日
13
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いっぱいの貰った恩を大切に厳しかったもの優しかったもの
平成三十年二月一日
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水田に起立したまま太陽を学ぶ早苗を生きてみなさい
平成三十年二月一日
14
「起立する走ってゆける肉体はいま...
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神木を燃やしているの生きてゆく罪を犯して冬を越えるの
平成三十年一月三十一日
18
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神の木に刃をあてがえば首元に冷たく冴える閃く刃物
平成三十年一月三十一日
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太陽も月もわたしを嫌ったの樹海の闇だけ愛してくれたの
平成三十年一月三十一日
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