灰色猫さん
のうた一覧
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空想で終わる銀行強盗の拳銃みたいな虚しい言葉
平成二十九年三月二十四日
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さよならのメールを最後に引き出しの奥に眠れる古き携帯
平成二十九年三月二十四日
26
https://www.yout...
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ごく薄く皮膚を海へと溶かしゆく海月のようなあはれを踊り
平成二十九年三月二十三日
16
又々詠み直しました。拍手頂いた方...
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流麗に筆で記され文字となりわたしの悲哀は鬼籍へ入る
平成二十九年三月二十三日
18
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呼吸する寄せては返す波のごと絶へることなき海の胎動
平成二十九年三月二十三日
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改作です。
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如月は寒いだろうと白葱を新聞紙で温めてやる
平成二十九年三月二十三日
18
へし切さんの安否が気になります。
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ひとりごと死んでやろうと呟けば冷えた項に死神の鎌
平成二十九年三月二十三日
15
中二病です。
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可憐なる天使の首に輪をかけて鎖をつなぎ飼い慣らしたい
平成二十九年三月二十二日
12
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スリッパに哺乳類だと思われてわたしの爪が退化していく
平成二十九年三月二十二日
12
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遠浅のコバルトブルーが燃えている漁村の罪を弔うように
平成二十九年三月二十二日
16
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アットマークつけ光源氏へメールする恋の奥義が学べますよう
平成二十九年三月二十二日
15
私信、某歌人様へ。ご迷惑お掛けし...
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愛しげに空っぽになった玉手箱なでなでしてる浦島太郎
平成二十九年三月二十一日
19
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たまごかけごはんの黄身をできるだけ苦しまぬよう絶命させる
平成二十九年三月二十一日
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医療用ニット帽を買う抗癌剤で頭髪の抜けはじめた父親のため
平成二十九年三月二十一日
17
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花柄のパジャマをまとう母親がほんのり少女を夢見て眠る
平成二十九年三月二十一日
26
改作です。
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わたくしの煩悩の炎で蒲焼きをそんな愉快に焼かないでください
平成二十九年三月二十一日
13
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亡き人を包んだ毛布は乾燥機使わずどうかお天道様に
平成二十九年三月二十日
18
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夜の庭に白装束の童子あり横笛吹きてふつりと消える
平成二十九年三月二十日
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滅びゆくキヨスクのごと僕たちは激動の時を今生きている
平成二十九年三月二十日
18
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暗鬱と自己確立を考察す抜け出す術はこの手にはない
平成二十九年三月二十日
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