灰色猫さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 猫の目の水晶体に育ちゆく胎児はオッドアイを宿して 平成二十九年五月八日 15 もっと見る
- 気がつけば僕ら開かぬ箱でしたお互い自分の鍵を持たない 平成二十九年五月八日 23 もっと見る
- 山のごと膨大な本売り払い空っぽの部屋老人は笑む 平成二十九年五月八日 22 もっと見る
- 文章に共感するのになぜ僕ら詩を書き曲に救われるのだろう 平成二十九年五月七日 20 もっと見る
- もう誰のせいにも出来ない悲しみはカフェラテに描きしかと飲み込め 平成二十九年五月七日 22 もっと見る
- 英雄も政治家すらも敵わない世界が悲報にしおれる殉死 平成二十九年五月七日 16 もっと見る
- 事務的に話したつもりが愛でした一緒に死ねるとあなたは言った 平成二十九年五月七日 22 もっと見る
- 爪立てて夜の静寂で甘えては子猫の瞳で困らせていて 平成二十九年五月六日 1 もっと見る
- 水や雲かたちをなさない物たちに命の流れをふと感じおり 平成二十九年五月六日 35 もっと見る
- ななはんで夏を旅した青春の風が海から吹きつけている 平成二十九年五月六日 21 もっと見る
- いやたぶん食べられるよね食べてみた食べられるもの全てを食べた 平成二十九年五月六日 19 もっと見る
- 頑張ったもう楽にしていいんだよ最期の涙に口づけをする 平成二十九年五月六日 22 もっと見る
- 万年の輪廻の果てに掴みたる夢こそ誠の光なりけり 平成二十九年五月六日 19 もっと見る
- 共鳴をこころの奥に住まわせて語り部流すなみだ引き継ぐ 平成二十九年五月五日 24 もっと見る
- 月光に愛され生きる百合のごと真白なりしはアルビノの肌 平成二十九年五月五日 18 もっと見る
- 筍の子供を宿す妻女あり白竹の乳にて子を育ており 平成二十九年五月五日 16 もっと見る
- 優しげにちょっと痛いですよと注射され私であったものとさよなら 平成二十九年五月五日 17 もっと見る
- 庭に咲く白木蓮を愛でる父その姿はもう祖父に似ており 平成二十九年五月四日 23 もっと見る
- するすると逃げる真心大切に詩情を添えて詠ってあげたい 平成二十九年五月四日 19 もっと見る
- ごく薄い皮膚を海から拒まれてひとつになれない哀しみを舞う 平成二十九年五月四日 18 もっと見る
