灰色猫さん
のうた一覧
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一度だけ 魔法が使える その時は あなたの罪を 半分貰おう
平成二十八年一月六日
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アスファルト照り返されて白き肌恥ずかしそうに真夏へ向かう
平成二十八年八月十日
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海恋し前世は鯨であったろか渚に座して焼けゆく肌よ
平成二十八年八月十一日
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山の日に海に行ってきました。と言...
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夏の午後風鈴から鳴り渡るとても清しい氷河期の風
平成二十八年八月十四日
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夏草の匂いのなかに紛れてる四つ葉摘み取り歌集に挟む
平成二十八年八月二十日
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コーヤ様の四つ葉の御歌に寄せて。...
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涼風が網戸を抜けて秋告げる虫の音連れて清かに囁く
平成二十八年八月二十二日
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ある方と歌のやり取りをしていた時...
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ひぐらしや夕暮れ時に清か鳴く夏の行方を問おておるのか
平成二十八年八月二十四日
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昨日ある方と歌のやり取りをした時...
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濁流に押し流されたるこうろぎの響くことなき命の調べ
平成二十八年九月十一日
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芝桜様の「突然に空の蛇口開かれて...
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店頭に売れ残りたる花火たち燃ゆることなき秋の寂しさ
平成二十八年九月十五日
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ラベンダー様の「夏祭り…」の御歌...
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ワレワレハウチュウジンダと幼子を侵略者にする扇風機
平成二十八年九月十八日
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こちら滋賀県まだまだ暑いです。エ...
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夏の夜の花火のように轟いて野分を告げる遠き雷鳴
平成二十八年九月二十日
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傷ついた人に出会って傷ついた自分の傷の浅さを知った
平成二十八年十月二日
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冬告げる初雁の群れ小夜に消ゆ月冴え冴えと寒露照らせり
平成二十八年十月八日
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産まれたて秋の冷気に包まれてほかほか馬糞が息をする朝
平成二十八年十月十日
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あの時に君が残した言の葉はずっとわたしのなかで燻る
平成二十八年十月二十日
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ひとつづつ決別していくどうしても許せないもの炎へくべる
平成二十八年十月二十八日
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誰一人解けない夜を解いてみる心のピースを失くしたままで
平成二十八年十月三十一日
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おかえりと猫の出迎え一日の疲れを癒やす自由の始まり
平成二十八年十一月九日
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満月に無常を吠える狼の潤んだ瞳の孤独な光
平成二十八年十一月十三日
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美しい思い出たちが丁寧に並べられてるフリーマーケット
平成二十八年十一月十七日
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