元円さん
のうた一覧
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夜の街調査に回りなじられて一体何をしているんだろう
平成二十四年一月二十八日
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引き出しにいらついたまま詠み捨てた読む人もない歌のメモあり
平成二十四年一月二十五日
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アーケード行き交う人も背を丸め視線を落とす底冷えの朝
平成二十四年一月二十四日
3
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約束が無くても今日が生きられたそれが若さと気付きもせずに
平成二十四年一月二十一日
2
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賑やかに酒酌み交わす輪のなかに抜け殻だけを座らせている
平成二十四年一月二十一日
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踏み込んだ迷路の闇の深淵をもう走れないひとりだけでは
平成二十四年一月二十一日
3
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田舎道畑のなかのバイパスを風に押されて家路を急ぐ
平成二十四年一月二十一日
3
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エアコンの吐き出す熱に身を晒し思考を止める準備にかかる
平成二十四年一月十八日
5
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新春の誓いも今は消え去ってもう二週間まだ二週間
平成二十四年一月十八日
4
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からみつく冷たい指が這うように漆黒の夜に冬の雨降る
平成二十四年一月十七日
2
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許された六日の猶予を浪費して日常というバスに乗り込む
平成二十四年一月二日
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はや正月もおしまいですね。
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故郷の目抜き通りを見渡せばシャッターばかり目立つ町並み
平成二十四年一月一日
3
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大晦日帰省バスより見下ろした裾野の街は一面の雪
平成二十三年十二月三十一日
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今日から帰省です。
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首筋の冷たい風に振り向けば屋根の向こうにオリオンの星
平成二十三年十一月二十日
6
今日夕方頃から急に冷えてきました...
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まだ冬と言い切れないと強がって出勤途中ため息は白
平成二十三年十一月十七日
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瀬戸際で拾った命噛み締めて冬を迎える嬉しさもある
平成二十三年十一月十六日
6
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曖昧な暖かさとか優しさがなににあるかが解らずにいる
平成二十三年十一月十三日
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元気さえ消え入りそうな日曜日週末毎に雨降りなんて
平成二十三年十一月六日
2
ほんま、週末週末に雨が多いです。
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街灯に浮かぶ水面を凝視して深夜の浅瀬に青鷺の立つ
平成二十三年十月二十八日
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橋からの明かりに照らされた川で青...
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見下ろせば薄桃色の千代紙を広げたような秋桜畑
平成二十三年十月二十七日
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