高島津 諦さん
のうた一覧
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ほんのりと濁ったお湯をかき混ぜるまだ簡単に底がのぞける
平成二十四年十二月十九日
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独り言みたいにあなたが頑張ると呟いたから騙されちゃった
平成二十四年十二月十九日
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お茶の葉の開く音色を聞いている死ぬことをもっと怖がらなくちゃ
平成二十四年十二月十八日
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私たぶん無暗に嫌いと言わなくちゃものを持てない見捨てないでよ
平成二十四年十二月十八日
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イチローに二郎を食わせたその日から奴のフィールドネームはジロー
平成二十四年十二月十八日
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新刊の帯を端まで合わせても表紙とずれている薬指
平成二十四年十二月十八日
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おおきな音、こわい。ふれてよ。ゆるゆるとなまがたくなっていく未来。
平成二十四年十二月十八日
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何度でも繰り返すよと言ったのに根性無しめ 捨てられちゃった
平成二十四年十二月十三日
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すこしづつちかづいていくてのひらととおざかりつつある約束と
平成二十四年十二月十三日
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東京にさえ住んでればもう少しマシだったっていうことにする
平成二十四年十二月十三日
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生活のヒントはそこらに立ち並び答えが全然見つかりません
平成二十四年十二月十三日
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人生がそれなり以上にうまくいく方法その一筋肉である
平成二十四年十二月十三日
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また一つ知らない薬処方されミステリアスな不二子に近づく
平成二十四年十二月十二日
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「大丈夫、きっといいことあるよ」って他人にだったら本気で言うのに
平成二十四年十二月十二日
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星々の明かりも通過する程に無力に笑うあなたのせいよ
平成二十四年十二月十二日
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午後一時前後のテレビ番組に出られる程度の悪女でいたい
平成二十四年十二月十二日
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ツーアウト二塁三塁敬遠策いのちの電話を勧められてる
平成二十四年十二月十二日
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劣等感だけを煮詰めたねばねばの甘さが好きな人が好きです
平成二十四年十二月五日
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笑ってりゃそのうち楽しくなるかって思ってたけどそうでもないね
平成二十四年十二月五日
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死にたいとゆーのをなんかうまいこと歌にできたら儲からねーかな
平成二十四年十二月五日
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