環さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
春雨の降る音がする 楠を順にめぐつて匂ひ立つ朝
平成二十四年四月二十日
4
もっと見る
どこへでもゆけるやうな青空にとろける異郷のガラスの駅舎
平成二十四年五月六日
4
もっと見る
初夏の熱にうなされ薔薇の花フェンスの奥にあらはれては消え
平成二十四年五月十四日
4
もっと見る
すこしづつともるまちの灯やまの端はとほくなりゆくほど薄くあり
平成二十四年五月十六日
4
もっと見る
紋白蝶あらはれては消えここにゐてあそこにもゐてどこにもゐない
平成二十四年五月三十一日
4
もっと見る
夢はかたむき瞼はおもく小雨ふる町のかたへに白きあぢさゐ
平成二十四年六月二十一日
4
もっと見る
葡萄畑の匂ひ嗅ぎつつまだ青い果実ばかりの夢を見てゐた
平成二十四年七月七日
4
もっと見る
水分を失ひやすき夏の日に立葵崩れつつ咲き継げり
平成二十四年七月十六日
4
もっと見る
黒髪を濡るるにまかせ霞ゆく糺の森にたたずめるひと
平成二十四年九月十六日
4
もっと見る
島じまを束ねた水上帝国の王たる黄金色の睡蓮
平成二十四年九月二十二日
4
もっと見る
すこしだけさみしくなつた銀杏の葉の空白にまた冬が来りぬ
平成二十五年二月十八日
4
もっと見る
赤さびた柱に組まれし廃屋に 吹きぬくる風 生えのぶる蔦
平成二十五年二月十九日
4
もっと見る
深くなればなるほどふかまる水の色に「川の匂ひがする場所ですね」
平成二十五年三月十九日
4
もっと見る
散りかかる椿やまぶき咲き初むる於美阿志神社の境内の春
平成二十五年四月四日
4
もっと見る
菜の花に蔓からませて何らかのマメ科植物がのびてゐる
平成二十五年四月三日
4
もっと見る
乾いた色をしてゐるつばき冷えきつた花弁にゆびをすべらせてゆく
平成二十五年四月十日
4
もっと見る
バスケットゴールの網は朽ち果ててひとところ光のあたる場所
平成二十五年五月十七日
4
もっと見る
目をつぶることを知らない太陽が木々の葉を黄色く染めてゐた
平成二十五年十一月二十六日
4
もっと見る
銀杏のかたちを知らないてのひらに球体をただころがしてゐた
平成二十五年十一月二十七日
4
もっと見る
かなへびの舌ちろちろと春の陽にややあたたかい敷石をゆく
平成二十六年四月二十四日
4
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[13]