蕗子さん
のうた一覧
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天井の模様数える夏の夜鎮痛剤はゆっくりと効く
平成二十三年八月二日
14
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諦めのひとつ手前に訪れるまだ見ぬひとの眼の色の夜
平成二十三年七月三十日
29
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泣く人の隣りに居ればひそとして時が逝くさえ見ゆる心地す
平成二十三年七月二十九日
8
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越し日々を数えることを止めわれはゴドー待ちたる人らにまざる
平成二十三年七月二十九日
3
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カナブンも蜂もトカゲも道知らず夏草を踏む迷子のガリバー
平成二十三年七月二十四日
3
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反論をのみ込み携帯閉じた夜マイノリティにも尊厳はあり
平成二十三年七月二十日
5
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頷いてネクタイの結び目を見てる正直だけが美徳ではなし
平成二十三年七月十六日
5
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ささがきの牛蒡さらした水をとりほの紅き色見せるあてなく
平成二十三年七月十三日
8
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緩やかな波状を描くわが熱にパウル・クレーの金の魚棲む
平成二十三年七月十三日
5
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身をよじる悔しさと在り病得る我が身のことで人諍えば
平成二十三年七月十日
5
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命とは光るものかは七月の水にメダカは名前すら無く
平成二十三年七月六日
5
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蛙には蛙の事情があるのだろう我が家のまえでぢっとしている
平成二十三年六月二十六日
13
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幼な子を抱くようにして自らの心臓を抱く(あきらめぬこと)
平成二十三年六月十七日
5
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手のひらにここ数日を握りしめ湯気たつような熱さと眠る
平成二十三年六月十七日
5
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枕辺の芍薬のまるき蕾には孤独とは逆の言葉包まれ
平成二十三年六月十一日
11
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「アラサー」とお互い笑い合った後幼なじみは吾がために泣き
平成二十三年六月九日
4
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今ごろは金の柑橘手に取らむ店先おもふ 臥せし床より
平成二十三年六月六日
4
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悠久に揺られゆっくり沈みゆくこの街のうえ 幾重の雨粒
平成二十三年六月二日
10
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病室のバナナに星座の黒子棲み年経ることを愛されしひと
平成二十三年五月三十日
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キンメダイは氷上でただまっすぐに上だけ見てる 下の眼は何を
平成二十三年五月二十八日
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