蕗子さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 蝉語では何と呼ぶのか一心に命の果てを追うこの夏を 令和三年八月四日 11 もっと見る
- 指先で野の花の絵をなぞりゆく傘の内にて秋雨しずか 平成三十年九月十日 11 もっと見る
- 検査痕かばいつ茹でる片腕に重し南瓜は湯気までも金 平成二十八年十月八日 9 もっと見る
- 今生に良し悪しはなし患いの長びく果ての今日秋の朝 平成二十八年十月八日 11 波郷の句が念頭にあり もっと見る
- ミンミン蝉の声棲む樫の隧道をひと踏みひと踏み自転車の行く 平成二十八年七月二十六日 9 もっと見る
- 病臥して想う秋の野その上に蒼く瞬く目の裏の星 平成二十七年十月十日 6 もっと見る
- 善きひとになりたし 一人深き夜に聞く雨の如 止まぬ日があり 平成二十七年十月十日 3 もっと見る
- 叶わない恋を「素敵」と聞いている十四の従妹の雛を納めり 平成二十七年三月九日 11 もっと見る
- 眠り居るあなたの額へ置く指が冬の夕陽の色に染まれり 平成二十六年十一月二十七日 6 もっと見る
- 夏花の帯を棺へ納むれば君は清しき顔で眠りぬ 平成二十六年五月十九日 16 もっと見る
- 泥土の小さき靴あと路地裏へト、ト、ト、と消えて春は終わりぬ 平成二十六年五月五日 17 もっと見る
- 花枝の指差す先を直と見る花嫁の目縁に残る潔癖 平成二十六年三月三十一日 11 おめでとう もっと見る
- うつしたと責めるふりする君居らず今年の風邪はしんと気怠い 平成二十五年十一月七日 14 もっと見る
- 葬列は荒川渡り目を遣ればゆきには早き白芒原 平成二十五年十月二十三日 12 もっと見る
- 「病むときも健やかなるも」の難しさカンナ散っても葉は残りをり 平成二十五年十月十六日 10 もっと見る
- 健康な嫁と家庭をつくる夢あなたの別れ話は正しい 平成二十五年十月十六日 4 もっと見る
- 日暮里のアパートの日々今はもう笑い合えるね うれしいさみしい 平成二十五年十月十六日 4 もっと見る
- 待ちわびし秋風ぞ吹きそれぞれに団地の窓の次々と開く 平成二十五年九月二十三日 4 もっと見る
- 天神の脇行く道を風駆けて気づけば去年の祈り消えをり 平成二十五年九月二十三日 6 もっと見る
- 満月と言ったら知らないおじさんに否定されたよまだ未満月 平成二十五年九月十七日 5 もうすぐ、満月 もっと見る
